ドイツで開催中の女子W杯。なでしこジャパンは、ニュージーランドと対戦したグループリーグの初戦を、FIFAの公式サイトでも絶賛された宮間あやの芸術的なフリーキックを含む2得点で勝利すると、2連勝で4大会ぶりのベスト8進出、グループ最終戦ではイングランドと1位の座を争うことになる。

グループBの日本が決勝トーナメントで当たるのは、グループAの1位か2位のどちらかで、すでにこのグループはドイツとフランスが突破を決めている。5日の試合では両者が首位通過をかけて戦うが、女子サッカーの超強豪国であるドイツを脅かす存在として注目を集めているのが、美を兼ね備えたフランス代表の攻撃的MF・ルイザ・ネシブだ。圧倒的な存在感とサッカーセンス、そしてアルジェリア出身というルーツから、ついたあだ名は「女ジダン」。

スケールの大きなプレーでゲームを掌握する、女子サッカー界きってのスターだ。現在24歳のネシブが代表デビューしたのは2005年。これまでにAマッチ60試合に出場し、10得点をあげている。所属するリヨンは目下国内リーグ5連覇で、女ジダンはそのうち4つの優勝に大きく貢献している。

日本が1位でフランスが2位抜け、あるいは日本が2位でフランスが1位抜けの場合、なでしこジャパンと女ジダンの対決が実現する。決勝トーナメント迎えるにあたっての大きな見どころの一つとなるとともに、日本にとっては要注意だ。

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