ブルーレイレコーダー一体型テレビはどんなユーザーにお勧め？

アナログ放送の時代、シャープのテレビデオなどの存在はあったが、基本的にテレビと番組を録画するビデオレコーダーは別の商品であるのが普通だった。しかし、ここに来て、ブルーレイレコーダーの機能を地デジ対応薄型テレビに組み込んだ一体型製品がいくつかのメーカーから登場してきている。このようなブルーレイ一体型製品にどのようなメリットがあり、どんなユーザーにお勧めなのだろうか？


■省スペースなのは当然だが
一体型テレビはブルーレイレコーダーの機能をテレビに一体化しているため、別々に持つよりも省スペースなのは当然だが、それ以外にもいくつかのメリットがある。大きなポイントで言えば、画質の調整が楽なこととセットアップが楽なことだ。女性ユーザーなどはケーブルの接続が難しいという場合が多いため、ケーブル接続なしに買ってきてすぐに使えるというのはありがたいだろう。

■画質のセットアップが楽
多くのユーザーの方はメーカーの組み合わせなどは気にしないかも知れないが、テレビにしてもレコーダーにしてもその画質には特性があり、具体的には言えないが、組み合わせによってはあまりうれしくない画質になってしまうことがある。そのため、テレビとレコーダーを同じメーカーにするのがお勧めだし、一体型であれば最適な画質チューニングが期待できるのでお勧めだ。

■覚えておかなければならないこと
いいこともある一体型だが悪いポイントも存在する。それがテレビとレコーダーの進化の速度が異なるということ。テレビは長く使うことが多いが、レコーダーはかなりの速度で進化するため、そのライフタイムがミスマッチしてしまう。そのため、一体型は常に最新のレコーダー機能を使いたいという人にはあまりお勧めできない。どちらかと言えばライトユーザー向けの製品であることを覚えておきたい。

■まだ待ったほうがいいかも知れない3Dという選択
最近では3D対応の一体型製品も出ているが、個人的にはあまりお勧めしたくない。3Dは現在、急激な進化をしているジャンルであるため、現在の製品のライフタイムがあまり長くないかも知れないからだ。一体型はある程度、枯れた製品の組み合わせの場合、メリットが大きいと僕は考えている。その意味では3Dブルーレイの一体型はもう少し待ったほうがいい気がする。もちろん、どうしても欲しいという人は止めませんが。

一条真人 @ichijomasahito　 [digi2（デジ通）]

digi2は「デジタル通」の略です。現在のデジタル機器は使いこなしが難しくなっています。
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