1日、東北電力ビッグスワンスタジアムで開催されたサッカー・国際親善試合、キリンカップでは、日本代表がペルー代表と対戦するも、日本代表のシュートは相手ゴールの枠からことごとく外れ、スコアレスドローに。同夜、日本テレビ「NEWS ZERO」では、サッカー解説者で元日本代表の北澤豪氏が試合を振り返った。

アジアカップを制した『4-2-3-1』のシステムではなく、前半は新システムとなる『3-4-3』を採用した日本代表。なぜ、優勝を遂げた従来のシステムではなく、新たな戦略を用いたのか――。

「後半に入ってから20分くらい。本田が入ってパスがスムーズに回って、今までの日本代表らしさが出ましたよね。そういった意味ではよかったと思うんですけど、この時間帯でいうと、日本代表がアジアカップで優勝したシステムで戦っている」と前置きした北澤氏は、「今日の試合のポイントは、うまくいった後半ではなくて、うまくいかなかった前半にポイントがあるんですね」と説明する。

「アジアカップで優勝したことで全てがうまくいった印象があるんですが、あの大会は苦しめられた大会でもある。なぜなら、日本代表が研究されてきた。ただ、W杯を勝ち抜くためには新しいオプションが必要」と語った北澤氏は、「海外で経験している選手もいますし、人材も新しく増えてきている。そういった意味では進化するためには絶対に必要なチャレンジ。7日のチェコ戦はベストメンバーでこのシステムでチャレンジして貰いたい」と期待を寄せたのだった。

日本、ペルー相手に連携が噛み合わずゴールレスドロー!!
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