地デジレコーダー購入のための注目したい2011夏トレンド

現在、多くの人がテレビ番組の録画のためにビデオレコーダーを使っていることと思うが、アナログ放送対応のレコーダーは地上波デジタル放送を受信、表示できないため、地デジ録画には地デジ対応レコーダーへの買い替えが必要になる。ここでは、現在、市販されているレコーダーにおいて、最近、注目しているいくつかのレコーダートレンドについて紹介する。


■自動録画って何だ？
最近、多くのレコーダーが搭載するようになり、急速に注目を集めているのが「自動録画機能」。これはジャンルやキーワーなどから、ユーザーが設定した番組を自動的に録画してくれる機能だ。この機能がないレコーダーではユーザーはEPG番組表を見て目的の番組を１つ１つ録画しなければならない。番組表のチェックが大変なので、自動録画はユーザーにとっては実にありがたい機能だ。

■どんなレコーダーが自動録画を搭載する？
この自動録画に関してパイオニア的な存在なのがソニーと東芝。東芝はキーワードや人名からの自動録画が強力だし、ソニーはキーワードだけでなく、ジャンルからの自動録画も簡単にできる。シャープも今年春の新機種でキーワードからの自動録画を搭載した。これらに対して、パナソニックはアニメやドラマの新番組だけを自動録画できる「新番組おまかせ録画」を搭載する。また、三菱は後述の学習型を搭載している。

■学習型自動録画とは？
多くのメーカーが自動録画を搭載してきているなかで、さらに注目したいのが学習型自動録画機能。これはユーザーの使用傾向をチェックして、そのユーザーにマッチした番組を自動的に録画してくれる機能で、さらにユーザーが楽をできる。これはソニーがパイオニアだが、三菱のレコーダーも搭載する。三菱のレコーダーは単にユーザーの好みからだけでなく、安心モードでは録画した連続ドラマの毎週録画を自動的にしてくれるなど独特だ。現時点ではソニーレコーダーがもっとも賢いと思う。

■3番組を同時録画できるトリプルチューナー
自動録画がトレンドとなるなか、パナソニックは主力レコーダーに「トリプルチューナー」を搭載し、3番組同時録画を可能にするなど、独自性を見せる。他社はWチューナーで2番組しか同時録画できないため、一度に多くの番組を同時録画したいユーザーには注目したい機能。TVCMで最大4番組同時録画と言っているのは外部チューナーを使ったスカパー！HDの同時録画もできるためで、DIGA本体ではデジタル放送3番組がマックスになる。

一条真人 @ichijomasahito　 [digi2（デジ通）]

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