クルマの模型と一口いってもイロイロありますよね。トミカに始まるミニカーを振り出しに、誰もが一度は通るプラモデル、ラジコン、スロットカー… しかし、クルマの模型で究極のディティールといえばレジンキットでしょう。


レジンキットとは、金型にプラスチック樹脂を射出成型するプラモデルより、ずっと精密な表現が可能な素材で出来たスケールモデルです。但し、成型「型」の使用可能回数が少なく(1つの型は50回程度で駄目だとか)大量生産が効かない=希少性も特徴です。細かい/細い部品はホワイトメタルと呼ばれる金属で作られる事が多い様です。そして決定的な特徴は重量感です。1/24フェラーリF40の完成品を触らせて頂きましたが、「ズシっ」ときます。


このF40、重さが1kg(=携帯電話10台分)を超えるんですよ。


そんなレジンキット専門店は日本で一店舗だけ。そして品揃えも恐らく日本で一番のお店がバルケッタです。店長の廣氏は「買うとか作るとかの前に、一度見に来て欲しい」そうです。レジンキットの車1台分の価格はフルディティール(エンジン等の中身を再現)キットだと2〜3万円、ディスプレイキット(エンジン等の中身なし)でも1万円はします。勿論、未塗装ですし、プラモデルのランナーにあたる部分が無いので、「部品の番号」がありません。(ここに結構戸惑われる方も多いのだとか)


だから、「いきなり作り始めるのではなく、まずはキットを、そこからどんな物が出来上がるのかを見に来て欲しい。」と云う事だそうです。(勿論、完成品もあります。但し、「それなり」の金額となりますとの事。)


また、バルケッタの完成品のディスプレイ展示数はギネスブック級だとか。


ギネスブック級の品揃えのラック。写真には写ってませんが、本物のF1のパーツも展示中です。


しかもF1モデルの展示数は圧巻。「えー、こんな車の模型出てたんだ〜!」ってモデルがわんさとあります。




 



見たこと有るマシン、無いマシンがぎっしり!



フェラーリも、トヨタも、カムイ!もあります!!


 


GW、車模型の究極を見にバルケッタ迄出掛けて見ては如何でしょう。模型好きの「楽園」か「終着駅」かの判断は行かれる皆様にお任せします。


ただし、ギネスブックに載っちゃうかもしれないコレクションに、溜め息の出る事だけは間違いいありませんよ。


(川崎BASE)