ジャガーXJよりバランスいいかも…XFがフェイスリフト【ニューヨークモーターショー2011】
メインのヘッドライトが上に飛び出たカタチだったジャガーXFの顔がかわりました。基本的には2009年にフルモデルチェンジをしたXJに近いフロントを持つことになりました。
フェイスリフト前のXF
丸いヘッドライトが上に盛り上がった独特の造形だったものが、すっきりとした切れ長なものになったのが最大の特徴です。このために、ボンネット、バンパーだけでなく、フェンダーも新設計としています。フェンダーの新設計に併せて、サイドのアウトレットを小さくし、バンパーの変更に併せてラジエターグリルをやや大きめの四角いものにしています。
リヤではボディパネルの大きな変更はないようで、リヤランプ造形の面積拡大と、メタリックのガーニッシュの造形を変更しています。わずかな変更で、リアコンビランプの造形に一体感を持たせています。こちらがオリジナルではないか? と思えるほどバランスがよいようです。 加えて、新たに直列4気筒2.2リッター・ディーゼル・エンジンを搭載しました。
これまでジャガーでは若いユーザーを狙うXFということで、フレッシュなジャガーの新しい価値を表現してきたのですが、少し方向転換を図ろうとしているのではないでしょうか? それは各社の方向にも見られるようにダウンサジング化で、完全にユーザーを分けるという贅沢はせず、好みのサイズで選んでもらえるような形で進め、やがては少ずつ小さくしていく方向なのかもしれませんね。いずれにしても、これかっこいいですよね。
(MATSUNAGA, Hironobu)