企業向けソフトウェア販売/サポートの老舗、アシストが、苦労の末、主力商品サービス、DODAI(ドダイ)を自社開発した。その開発ストーリーから、商品サービス開発の要諦を探る。

【データベース基盤ソリューション ビジネスモデル発案者】
株式会社アシスト 株式会社アシスト データ基盤ソフトウェア事業部 技術2部 部長 岸和田隆
― 1995年3月、静岡大学、人文学部経済学科卒業。1995年4月、アシスト入社。入社後、データベースOracleの研修、フィールド・サポート、新バージョンの検証、商品サービス企画などOracleを中心に担当。

■新規ビジネスは失敗の連続

 企業向けソフトウェア販売の老舗、「アシスト」のビジネス領域は、「日本の企業向け、コンピュータ・ソフトウェアの販売およびサポート」ということになっているが、そんなアシストも、ユニクロの柳井社長の「一勝九敗」まではいかないものの、これまで39年間、新規事業を立ち上げては数々の失敗を繰り返してきた。

 例えば、社長のトッテンは日本の伝統的な価値観を好み、ここまでなんとか商売を続けてこられたのは、西洋ではなく日本に会社を設立したからだと言っているが、過去には、輸出部を作り海外進出を試みたこともあるし、韓国にジグアシストという現地法人を設立したこともあった。今では開発は行わないと決めているが、中小企業向け開発を請け負ったこともある。


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