ゲゲゲの水木しげるから学んだキャリア観「時機を待て」/増沢 隆太
スピード経営、ドッグイヤー・インセクトイヤーといった、成果達成への速度は何より重視される現在の環境。ところが昨今の風潮の真逆のキャリア観について、水木しげる先生がおっしゃった待ちの姿勢を考えてみましょう。
タイトルにゲゲゲと入れると、中身が無くともビューが上がるというネットの法則らしいので入れてみました。もう遅いですか?さてさてゲゲゲの女房が、どう「戦略思考」につながって行くのでしょうか。
*********************
今年は「ゲゲゲの女房」でした。大河ドラマが風林火山の途中あたりからキツくなり、篤姫で完全リタイア。天地人は論外として、坂の上の雲で盛り返したものの、竜馬伝はやっぱり・・・・というドラマ不調の時代。漫画家水木しげる先生が極貧の中からジャパニーズドリームを掴む過程を見事に描いた「ゲゲゲの女房」は傑作だったと思います。毎週わくわくした視聴者として、深いなと一番感じたのはやはりビンボー時代の心構えです。
とにかく何をやっても貧乏から抜け出せない水木しげる先生ですが、貧乏そのものは怖くないと言います。自ら南方戦線で死に損なった体験を持つ水木先生は、「時機」というものが必ずあって、時機に至らないのに無理を押すと、必ず失敗するという信念を持っていたようです。
これは経営にも通じることなのではないでしょうか。うまく行く時、そうでない時、さまざまあります。自らのミスは自己責任ですが、どれほどがんばっても成果につながらない。ビジネスではよくあることですね。
さらにキャリアというものも、ビジネス同様、あてはまるように思います。つまりクオータリーとか半期とか通期とかの短い期間の視点ばかりが重視される昨今ですが、そもそも経営や人生というものはロングタームの側面もある訳です。
続きはこちら
タイトルにゲゲゲと入れると、中身が無くともビューが上がるというネットの法則らしいので入れてみました。もう遅いですか?さてさてゲゲゲの女房が、どう「戦略思考」につながって行くのでしょうか。
今年は「ゲゲゲの女房」でした。大河ドラマが風林火山の途中あたりからキツくなり、篤姫で完全リタイア。天地人は論外として、坂の上の雲で盛り返したものの、竜馬伝はやっぱり・・・・というドラマ不調の時代。漫画家水木しげる先生が極貧の中からジャパニーズドリームを掴む過程を見事に描いた「ゲゲゲの女房」は傑作だったと思います。毎週わくわくした視聴者として、深いなと一番感じたのはやはりビンボー時代の心構えです。
とにかく何をやっても貧乏から抜け出せない水木しげる先生ですが、貧乏そのものは怖くないと言います。自ら南方戦線で死に損なった体験を持つ水木先生は、「時機」というものが必ずあって、時機に至らないのに無理を押すと、必ず失敗するという信念を持っていたようです。
これは経営にも通じることなのではないでしょうか。うまく行く時、そうでない時、さまざまあります。自らのミスは自己責任ですが、どれほどがんばっても成果につながらない。ビジネスではよくあることですね。
さらにキャリアというものも、ビジネス同様、あてはまるように思います。つまりクオータリーとか半期とか通期とかの短い期間の視点ばかりが重視される昨今ですが、そもそも経営や人生というものはロングタームの側面もある訳です。
続きはこちら