20歳のベトナム人新妻が8日、韓国に渡ってわずか1週間で夫に殺害される驚愕(きょうがく)の事件が発生し、韓国中に衝撃が走った。47歳の夫は精神障害をわずらっており、過去8年間で計57回精神科の治療を受けたことがあるという。

 妻を殺害後、男は自ら警察に電話をかけて自首した。男は妻の頭を殴り、蹴るなどして暴行を加え、キッチンにあった凶器で刺したという。警察の取り調べで、男は「夫婦げんかとなり、“殺して”という幻聴が聞こえて殺害した」と供述した。釜山警察は殺人容疑で9日、男の逮捕状を請求した。

 メディアの報道によると、二人は2010年の1月に国際結婚仲介所を通じて知り合い、同1月にベトナムで結婚式を挙げた。韓国への入国手続きが済み、女性が韓国に入国したのは7月1日だった。韓国語はほとんどしゃべることができず、なぜ暴行されたか、なぜ殺されたのかも分からぬまま命を落とした。

 男は普段から幻聴が聞こえるという症状を訴え、精神科の治療を受けており、常習的に親を暴行したことも明らかになった。一方、結婚仲介所は男の病歴については知らずに仲介料を受け取り、仲介手続きを進めたことが警察の調査で分かった。結婚仲介所も、会員の身分確認を怠った責任は免れない。

 韓国ネット上では、精神障害を持つ息子を20歳の女性と結婚させた親にも責任があるとし、非難が高まっている。また、会員の状態を把握できていないまま結婚を仲介した無責任な仲介所も徹底的に調べるべきだと、怒りの声が殺到した。(編集担当:金志秀)



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