古瀬絵里

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 1966年の放送開始以降、5つのテレビシリーズ、10本の映画、1本のアニメシリーズが製作された人気SFドラマを基にした映画「スター・トレック」。6日に待望のDVD&ブルーレイがリリースされたことを記念して8日、日本未来科学館でサイエンス試写会が行われ、フリーアナウンサーの古瀬絵里とサイエンスライターの竹内薫がトークショーを行った。

 登場人物“ウフーラ”をイメージした、超ミニスカートのワンピースで登場した古瀬は大の「スター・トレック」ファン。「実は元カレが大好きで、一緒に観ているうちに私まで好きになっちゃいました」と照れながらコメント。本作のメインキャラクター、カーク船長とスポックについては「今までは、情熱的な人が好きだったのでカークが好きだったんですよ。でも、スポックは物静かなキャラクターのように見えるけど、内に秘めたものを持つ草食男子ですよね。女性の話もちゃんと聞いてくれるので、今はスポックの様な男性と付き合いたいです」と話した。

 また、古瀬から「映画に出てくるシーンの中で、実現しそうな物はありますか?」という質問が飛ぶと、竹内が「人工ブラックホールは、現在も小さい物なら完成しているという説があるんですよ。映画に出てくる大きさとなると数百年後になってしまうと思いますが…」と延べ、「でも、透明化装置はかなり実現に近づいていますよ。マントを被ると人や物が透明になったり。悪用されるのが少し恐い気がしますが、数十年後には完成するでしょう」と夢のある見解を示し、観客も大きくうなずいた。

 古瀬は、キャラクターの中で一番好きだというウフーラについて、「スター・トレックは人種差別といった社会問題に向けたメッセージを持っている作品で、ウフーラ役の女優さんは黒人女性として初めてテレビドラマに出た方だったそうなんです。そういった背景も踏まえて、唯一の女性キャラクター、ウフーラが大好きです」と語った。

 また、SF作品はつい男性向けに捉えられがちであるが「スター・トレックはSF物の中でも人間描写が深く描かれているので、恋愛物としても楽しめると思います。女性を包み込む“肉まん”のような暖かい優しさがあるので、実は疲れている女性が癒しをもらえる作品じゃないかな」と笑顔で話し、いつまでも「スター・トレック」への思いは尽きないようだった。

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