ネット廃人という名の主婦が増えている/池田 智子
ネットゲームにはまる主婦がここ1年ほどの間に増えてきました。実例を交えて彼女たちの生態を紹介します。
「忙しくて仕事をしている時間がない」。と彼女はいう。子供は二人とも小学校を卒業し、そう手間がかかることはないと思うのだが、
「特に今日は5.0のアップデートがあって、新しい武器や装備をあつめるからムリ」
という。彼女はネットゲームに2年以上はまり、生活保護を受けて生活をしている。ネット廃人というと、若い男性を思い浮かべる人が多いかもしれないが、実際にネットゲームをやっている7割が主婦層だという。
彼女にいわせると、ゲームを子供とやることはとても良いことであり、子供が一人でゲームをクリアすることができないため、やむなく事前にゲームをプレイしているのだという。自分で考えながらクリアするのが楽しいのでは? と思うのだが、子供にはどうしても難しいから、わたしが手伝う必要がどうしてもあるのだという。
現実の世界とバーチャルの世界がごっちゃとなっている。子供を産んだあとの母親というのは、ばさっと社会から切り離され、どちらかといえば一人でいる時間が多くなる。
公園に出て新しい人間関係を作るのも面倒だし、インターネットだったら簡単につないでストレスを解消することができ、時には同じような悩みを持つ、同好の仲間と出会うこともできる。かくしてどっぷりとネットゲームの世界に漬かり、PTAや子供会のお手伝いなど「毎日が忙しくて」考えられない状態になるらしい。
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「忙しくて仕事をしている時間がない」。と彼女はいう。子供は二人とも小学校を卒業し、そう手間がかかることはないと思うのだが、
「特に今日は5.0のアップデートがあって、新しい武器や装備をあつめるからムリ」
という。彼女はネットゲームに2年以上はまり、生活保護を受けて生活をしている。ネット廃人というと、若い男性を思い浮かべる人が多いかもしれないが、実際にネットゲームをやっている7割が主婦層だという。
現実の世界とバーチャルの世界がごっちゃとなっている。子供を産んだあとの母親というのは、ばさっと社会から切り離され、どちらかといえば一人でいる時間が多くなる。
公園に出て新しい人間関係を作るのも面倒だし、インターネットだったら簡単につないでストレスを解消することができ、時には同じような悩みを持つ、同好の仲間と出会うこともできる。かくしてどっぷりとネットゲームの世界に漬かり、PTAや子供会のお手伝いなど「毎日が忙しくて」考えられない状態になるらしい。
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