世界の誰よりもたくさんの棺おけをつくってきたオーストリアの男がギネス記録に認定された。男の名はハーバート・ウェーバー(Herbert Weber)。50歳の彼のキャリアは30年を超え、これまでにつくった棺おけは707,335個であるという。

だが、70万個の棺おけといわれても実感がわかない。彼が初めて棺おけをつくったのは1978年であるというから、平均すれば1年間に23,000個ほどの棺おけをつくってきたと理解してよいだろう。

オーストリアの人口は、日本のおよそ16分の1である。ざっくりと言って、日本の年間死亡者数は約100万人。便宜的に同じ割合で死亡者が出るものと仮定すると、オーストリアの年間死亡者数は62,500人となる。

実感を得たいがための粗々推計であることを改めて断っておくが、この計算に従えば、オーストリアの棺おけの3分の1強は、ウェーバーの手によることになる。それとも腕のよいウェーバーのもとには、近隣諸国からも注文が舞い込むというのだろうか。いずれにしても、それはけっこうな数字ではないだろうか。

だが、そんな推計に頼らずとも、1年間に23,000個といえば、365日休まずに働いたとしても1日あたり60数個もの棺おけをつくっていることになる。そんなことはどのようにすれば可能だろうかと驚きを誘われる。さすがはギネス世界記録というべきか?
(編集部:田中箇)

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【参照】
Metro.co.uk(5月5日)