大ブームの手帳活用術・成功のヒミツは?/金森 努
今年も月が改まって2月になった。何らかの目標を立て、新しい手帳で活動を開始した人も多いだろう。書店に行けばまだまだ様々な手帳が販売されている。一つのブームともいえる手帳活用術。なぜ人々はそれに惹かれるのか。そのヒミツを考えてみたい。
■ヒミツその1:「見える化」
ビジネスシーンではよく使われるようになった言葉であるが、行っている取り組みを可視化、つまり目に見えるようにして問題点や成功のポイントを明確にすることといった意味がある。様々な定義があるが、最もわかりやすいものは、同名の著書もあるローランド・ベルガーの遠藤功氏のものだろう。<ビジネスにおける問題を常に見えるようにしておくことで、問題が発生してもすぐに解決できる環境を実現すると共に、問題が発生しにくい環境を実現するための取り組み>だという。
では、個々人に置き換えた時、問題点とは何だろうか。例えば、昨今の関心事で言えば「メタボ」などだろう。何とか痩せないといけない。次の健康診断までに少しでも体重を減らさないと会社から指導が入ってしまう!などという切実な状況の人も多いのではないだろうか。
そうした時に有効とされているのが「レコーディングダイエット」だ。日々の食事や間食とそのカロリーを記録して、その内容を自覚することで食生活の改善につなげるというもの。岡田斗司夫氏が著者「いつまでもデブと思うなよ」で紹介し、一気に有名になった。
「見える化」的に考えれば、「問題点」は「自分がデブ(もしくはメタボ)だということ」。その望ましくない状況を認めて改善のための取り組みをするものの、挫折が待っているのがダイエットの常だ。(筆者も幾度も経験していることを告白しておく)。挫折に至らないために「記録」して振り返りをきちんとすることが重要なのだ。
つまり、手帳の効用とは記録することによって自らの行動を「見える化」し、「振り返りのプロセス」を働かせることにある。
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■ヒミツその1:「見える化」
ビジネスシーンではよく使われるようになった言葉であるが、行っている取り組みを可視化、つまり目に見えるようにして問題点や成功のポイントを明確にすることといった意味がある。様々な定義があるが、最もわかりやすいものは、同名の著書もあるローランド・ベルガーの遠藤功氏のものだろう。<ビジネスにおける問題を常に見えるようにしておくことで、問題が発生してもすぐに解決できる環境を実現すると共に、問題が発生しにくい環境を実現するための取り組み>だという。
では、個々人に置き換えた時、問題点とは何だろうか。例えば、昨今の関心事で言えば「メタボ」などだろう。何とか痩せないといけない。次の健康診断までに少しでも体重を減らさないと会社から指導が入ってしまう!などという切実な状況の人も多いのではないだろうか。
そうした時に有効とされているのが「レコーディングダイエット」だ。日々の食事や間食とそのカロリーを記録して、その内容を自覚することで食生活の改善につなげるというもの。岡田斗司夫氏が著者「いつまでもデブと思うなよ」で紹介し、一気に有名になった。
「見える化」的に考えれば、「問題点」は「自分がデブ(もしくはメタボ)だということ」。その望ましくない状況を認めて改善のための取り組みをするものの、挫折が待っているのがダイエットの常だ。(筆者も幾度も経験していることを告白しておく)。挫折に至らないために「記録」して振り返りをきちんとすることが重要なのだ。
つまり、手帳の効用とは記録することによって自らの行動を「見える化」し、「振り返りのプロセス」を働かせることにある。
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