――ファーストアルバム「NOTEBOOK〜未来の記憶〜」までは、歪んだエレキギターと相性のいい声質だなという印象を抱いていたんですけど、その後は先程のアコースティックライブの話だったり、原点回帰というか、ルーツであるアコースティックサウンドに戻りつつあるような印象を受けていたので、「冒険彗星」のようなギターサウンドは久々だなと思って。歪んだエレキギターだったり、アコースティックピアノの生音だったり、自分の好みのサウンドはありますか?

榎本:すごくバンバン音が鳴っている感じは、エネルギーを放出したくなるというか、アドレナリンが出たりはするんですけど、そこに好きとか嫌いというのは、今となっては無いんですよ。またアコースティックの良さもありますし、すごくギターがいっぱい刻まれているものとかも、それはそれですごくエネルギーというか思いきり出せたりするから。今はもうどっちもやりたいというか、やっているんですけど。私の中では、作品に対してすごくリスペクトしている部分があるので、そこに乗っかっているというか。今はその歌を歌うイメージをするという所で、乗っかっている感じがしていますね。

――現時点では、もうすでに次の制作作業に入られているかと思いますが、今後の作品はどんな内容になりそうか教えてもらえますか。

榎本:自分一人で何かを全部やり遂げたというよりは、ミュージシャンの人とかプロデューサーの人とか、色んな人達とみんなで一緒に作ったものだと思っているんですけど、とにかくすごく濃いものにはなっていると思います。曲の部分でも、より他者から見た自分自身も入っていると思うし、色んな方面から見た自分がすごくいっぱい見られる作品になっているとは思います。

――ファーストアルバムを作った当時の自分と比べて、今の自分に対して何か変わったと感じる部分はありますか?

榎本:表現することの意味合いが、ちょっと自分の中でも変わってきたかなとは思っていて。ちょっと語弊があると思うんですけど、前は曲を作れなきゃアーティストじゃないとか、表現することにならないとか、「自分を出したい!」ということばかりを考えていた部分があったんですけど、すごく素敵な歌に出会ったり、素敵な人に出会ったりして、自分を出すこと以上に、「この素敵な歌を届けたい」という気持ちに変わってきた所がすごくあるかなと思います。

――自分自身と向き合ってきた所から、他者からの視点によって新たな自分の一面に気付かされたり、世界が広がってきているような。

榎本:それはありますね。その世界をどうやって自分の中で受け入れて、活かしていくかは、また次の課題でもあると思うんですけど。今はそういうものを与えてもらっている部分もあるし、それに対して自分ができる精一杯の歌を歌っていきたいなと思っています。

――どんどん自分に対して求められるものが増えてきている感じですね。

榎本:そうですね。でも案外、その求められるという所に無かったりする部分も、もしかしたらあるのかな?とは。自分の中で色んなことを選んでいくことが、今すごく求められているのかな?というのはあります。

二千花 presents 新説アイノウタvol.1
日程:2008年12月21日(日)
出演:二千花、榎本くるみ 他
会場:青山 月見ル君想フ
開場/開演:18:00/18:30
前売/当日:2,500円/3,000円(ドリンク代別500円)
インターネット予約:月見ル君想フ(12月19日24時まで)
問い合わせ:月見ル君想フ 03-5474-8115

榎本くるみ - アーティスト情報

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