チェルシーが2400万ユーロのオファー<br>【photo by B.O.S.】

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 セビージャのブラジル代表右サイドバック、ダニエル・アウベスは、今やスペイン国内のみならず、ヨーロッパのビッグクラブから注目を集める選手の一人だ。レアル・マドリー、ACミラン、チェルシーといったクラブがアウベス獲得に関心を示しており、アウベスの代理人ロドリ氏も同選手の今夏の移籍を示唆している。

 リーガ終了まであと2節を残すところとなっているが、来シーズンの補強に向けてアウベス獲得を狙うビッグクラブは、ポールボジションを得ようとすでに動き始めている。

 スペイン紙“アス”が報じたところによると、アウベスにはチェルシーから2400万ユーロ(約39億4600万円)、ACミランから2000万ユーロ(約32億8900万円)近くのオファーがあり、リーガが終わり次第、ロドリ氏がセビージャに話を持っていくとのことだ。実際、チェルシーはセビージャ対サラゴサ戦に関係者を送り込み、視察もしているという。

 一方のレアル・マドリーだが、アウベス争奪戦に遅れをとっている。未だ具体的なオファーを出していない状態だ。同クラブのミヤトビッチSDは、まずはカルデロン会長が今夏、誰を獲得したいのかを聞いた上で動こうとしている。チェルシーやACミランのオファーの話を知ったミヤトビッチSDは、もう少し時間が必要だとすぐさまロドリ氏に伝えている。

 ダニエル・アウベス本人もステップアップのために移籍の話に前向きであり、セビージャのデル・ニド会長も「今夏が売り時」と捉えている。セビージャはレアル・マドリーに交渉の最優先を与えたいようだが、レアル・マドリーのオファー額にもよるところだろう。いずれにしてもアウベス争奪戦は必至であり、リーガが終わり次第その熱が帯びて来るのも間違いない。

(スペイン通信)