フランス代表のMFで、マルセイユに所属するフランク・リベリの獲得に向け、ドイツのバイエルン・ミュンヘンがマルセイユと交渉に入った。マルセイユの公式ホームページが伝えている。両クラブ間の交渉は「非常に順調」で、5日中にも決着がつく可能性がある。

 フランスのサッカー専門サイト「フットボール365」によると、今シーズンは来季のチャンピオンズリーグ出場権獲得に失敗したバイエルンだけに、すでに獲得が決まっているルカ・トニ(フィオレンティーナ)とリベリの入団を同時に発表し、来シーズンへの意気込みを示したい、という腹づもりらしい。

 フランス代表の合宿先で行なわれた2日の記者会見でも、リベリには「レアル・マドリーか、バイエルンか」という質問が集中したが、「誰もマルセイユに残るという話はしないんだな。とにかく今は6日のグルジア戦(ユーロ2008予選)が大事。それに集中したい」と答えをはぐらかすことに終始した。