ユーロ2008予選第6戦、グループFのスペイン(3位・勝ち点9)が2日(土)、リガのスコントでラトビア(5位・勝ち点3)と対戦する。

 前節、アイスランドを1-0で下し、2連勝で3位に浮上したスペインはひとまず本大会出場への望みを繋げたが、依然崖っぷちに立たされていることには変わりない。格下相手とはいえ油断は禁物、2日のラトビア戦と6日のリヒテンシュタイン戦での勝利は本大会出場に向けて絶対条件だ。

 代表合宿初日にエース、フェルナンド・トーレスが負傷し、代表離脱となったことはアラゴネス監督にとって大誤算となった。2トップの一角が崩れ、プランの変更を余儀なくされたアラゴネス監督。代表初招集となったソルダードをビージャと組ませるというオプションもあるが、これまでの練習を見た限りでは、ビージャの1トップにイニエスタのトップ下が濃厚のようだ。ホアキンとシルバのバレンシアコンビが両サイドに入り、サイドからの攻撃をしかけることになる。

ラトビア戦の予想スタメン:
カシージャス;セルヒオ・ラモス、プジョール、マルチェナ、カプテビーラ;ホアキン、アルベルダ、チャビ、シルバ;イニエスタ;ビージャ

 スペインは、北アイルランド、スウェーデンと対戦したアウェイ戦2試合をいずれも落としている。現在、試合消化数が1試合多い首位の北アイルランドに勝ち点4差、2位のスウェーデンに勝ち点3差のグループ3位につけているスペインが今回アウェイで行われる2連戦で勝ち点6を獲得できれば、今回2連戦となるスウェーデンの結果にもよるが、少なくとも2位に浮上する。本大会出場のためにも今回の2連戦がスペインにとっての正念場になるといえるだろう。

(スペイン通信)