憶測が飛ぶベッカムのレンタル移籍話、ギャラクシーGMも“儲かる”なら容認!?<br>【Photo by B.O.S.】

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 LAギャラクシーのアレクシ・ララスGMが、MFデイビッド・ベッカムのレンタル移籍について、前向きに検討する考えを明らかにした。現在、スペインリーグで優勝争いを繰り広げるレアル・マドリーでハイパフォーマンスを維持し、先日ドイツ・ワールドカップ以来のイングランド代表復帰を果たしたばかりのベッカム。その好調ぶりは欧州の各クラブから注目を集めており、11月のメジャーリーグサッカーのシーズン終了を待って、ヨーロッパの強豪チームへレンタル移籍するとの噂が伝えられている。

 ベッカムのレンタル移籍の可能性について、これまで否定を続けてきたララスGMだったが、「選手のためになるのなら」とその態度を和らげつつある。

「我々は常にあらゆる可能性を探りつづけている。選手が成長できるような可能性をね。レンタル移籍で経験を積めば、その選手の価値は高まるだろうし、我々がそこにビジネス面でのメリットを感じれば、否定する理由はない」

 一方、LAギャラクシーで監督を務めるフランク・ヤロップは、ベッカムのレンタル移籍について難色を示している。

「我々のシーズンは長い。その後には、プレシーズンの長く厳しいトレーニングが待っている。だからこそ、11月にシーズンが終了した後、デイビッドは休暇を取るべきだ。私はデイビッドをレンタルで放出することが現実的だとは思えない」

 自身のレンタル移籍について、一切コメントを発表していないベッカム。しかし、引き続きイングランド代表でのプレーを望む32歳が、トップレベルでのプレーを続けるため、レンタルの道を選択する可能性は高い。プレミアリーグのニューカッスルに加え、スペインやイタリアのビッグクラブが狙う、ベッカムのレンタル移籍。その憶測は、今後ますますエスカレートすることになりそうだ。