昨年10月にパリ・サンジェルマン(PSG)を解雇されて以来プレーしていない元フランス代表のビカシュ・ドラソー(33)が、レキップ紙に新たなクラブの誘いを待つ心境を語った。

 ドラソーは現在、テストに呼ばれるときに備えて、トレーニングを行なっている。今年1月中旬には、プレミアリーグのフラムのテスト練習に参加したが、そのときにくるぶしを痛め、契約をフイにしてしまった。2ヶ月の練習中断が大きなハンディキャップになっていると語る。それ以降もセリエAのパルマが関心を寄せていたことを明かした。ただしそれもケガの間のことで、やがて連絡が途絶えたという。

 それ以外にも誘いはあった。ひとつはパパン監督のいるストラスブール(2部、来季は1部に昇格)からだが、一時的にせよ、2部でプレーすることは拒んだ。リーグ・アンのクラブからもコンタクトはあったが、PSGを解雇されたあとでフランスに残る気になれなかった。ただしシーズンが終わった今となっては別の話で、「すべてに対してオープン」とフランスでプレーする可能性も除外していない。

 現在もイタリア、イングランド、アラブ首長国などのクラブからコンタクトを受けている。「今は待っている状態。どんな誘いにも乗るというわけじゃない」と慎重に条件を検討する構えだ。