ウリエ監督の後任としてリヨンのリーグ7連覇に挑むのは誰か。28日付のレキップ紙は「リヨン、アラン・ペランを監督に選択」と報じたうえ、今週前半にも契約にサイン、とまで踏み込んでいる。

 ペラン氏は今年のフランス杯を制したソショーの監督。ちょうど同じタイミングで、ペラン監督のソショー退団が報じられ、プレシ会長も「フットボール365」にこれを裏付ける発言を行なっている。プレシ会長はさらに、ペラン氏がリヨンのオラス会長と接触することを認めたと話している。

 これまでの報道によれば、ユベントスを退団したデシャン氏がリヨン次期監督の最有力候補と見られていた。デシャン、ウリエ両監督の辞任発表があまりにも絶妙なタイミングだったためだ。しかしメディアは、デシャン氏の人柄を考えて水面下の交渉があったとは考えにくいとし、ユベントス辞任がリヨン入りに関係しているという仮説を排除しつつある。また、オラス会長が、モナコに次いでユベントスでもクラブ幹部と対立したデシャン氏を監督に据えるリスクを避けたがっているという見方もある。

 レキップ紙が、28日昼にオラス会長とペラン氏が会見を予定している、と報じたことについては、会長自身が否定した。ただし数日中に両者が接触する可能性は高いと見られている。

 なお「フットボール365」によると、ソショーの後任監督には、松井大輔が所属するル・マンのフレデリック・アンツ監督が有力視されている。アンツ監督はこれまで残留の希望を表明しているが、「主力選手の現状維持」が条件。しかし、ロマリック、バシャ、グラフィテ、プレらに多くのクラブが関心を寄せている現状を考えると、この条件をクリアすることが難しい。