リーグ・アンの今シーズン全日程が26日に終了したが、混戦模様となった後半戦の成績が最終順位の明暗を分けたことがわかる。

 シーズン後半の19試合だけを見ると、トップは勝ち点34でマルセイユとトゥールーズが並ぶ。リヨンに続く2位と3位を確保し、来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を手に入れた2チームだ。前半戦の成績は、マルセイユが勝ち点30で6位、トゥールーズは勝ち点24で12位と、ともに冴えなかった。

 前半の9位から最終順位を4位に上げたレンヌは、後半戦だけ見れば勝ち点32で3位、優勝したリヨンを上回った。リヨンは勝ち点31で後半戦4位だったが、前半戦の貯金(勝ち点50)を守るには十分だった。

 一方、リヨン以外の前半戦上位チームは、後半戦でつまずき、軒並み最終順位を下げている。前半2位のランスは、後半14位と振るわず、最終成績5位でCLはおろかUEFA杯の出場権も逃した。3位から7位に後退したソショーも後半戦だけを見ると15位。前半4位につけたサンテチエンヌは後半19位に沈み最終11位、前半5位のリールも後半18位と低迷し、10位でシーズンを終えた。

 首位のリヨンが2位に15ポイント差をつけて独走した前半戦とはうってかわり、後半戦は上位8チームが6ポイント差でひしめく混戦だった。結果的にこの混戦から頭ひとつ抜け出た3チームが、リヨンに続いてCLとUEFA杯の出場権を獲得したことになる。