北朝鮮から「個人情報」を要求された貿易業者が取引を拒絶する例が続出
情報筋によると、北朝鮮では公式貿易を行うために国家が発行する貿易許可証を取得する必要があり、従来から取引品目や数量などについては当局への報告義務があった。
こうした措置は現場に大きな影響を及ぼしている。
長年取引のある中国業者は従来通り商談を続ける例が多いものの、新規取引先の開拓では事情が異なる。当局への個人情報提供を嫌う中国側業者が少なくなく、「名前や連絡先を北朝鮮当局に提出するくらいなら取引を見送る」として商談を断念するケースが相次いでいるという。
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情報筋は「昔から付き合いのある中国業者はあまり気にしないが、新しい取引先ほど身元情報の提出を拒み、取引そのものを諦める例が目立つ」と説明する。
このため北朝鮮の貿易関係者の間では、華僑を仲介役として利用する動きも広がっている。華僑が複数の業者と価格交渉や商品調達を代行することで、中国側の個人情報を直接報告する必要が少なくなるためだ。ただ、その分だけ取引は複雑化し、時間もかかるようになったという。
