リーグ・アン第27節(3日)で、パリ・サンジェルマン(PSG)がスダンに0−2で敗れ、順位をひとつ下げて、2部降格圏内の18位に後退した。

 対戦相手のスダンはこの試合まで、11月11日以来すっとリーグ最下位。PSGにとっては絶対に負けられない相手だった。この日、PSGのル・グエン監督は、不動のワントップである主将のパウレタをベンチに置いた。これまでパウレタはどんなに調子が悪くとも、ケガでなければ先発から外れることはなかった。昨シーズンは21ゴールでリーグ得点王に輝いたパウレタだが、今季はこれまで10得点(うちペナルティーで3得点)と不調で、とくにここ数試合は、絶好のチャンスを逸する場面が続いていた。

 トップにフロー、その下にリュインデュラという布陣で臨んだが機能せず、結局、後半20分にパウレタが投入された。しかし試合終了までまったく好機を生み出せず、2試合連続の無得点負けとなった。2連勝で調子をつかみかけたかに感じられた矢先の2連敗に、PSGのジェローム・ロテン(MF)は、「とても悲しい。危機を脱するために、ピッチで死に物狂いにならなければいけないが、きょうはできなかった。あと12試合残っている(注:実際は11試合)。来週のホームでのオセール戦はとても重要。どうしても3ポイントとらなければならない」とレキップ紙に語った。