昨夜行われたセビージャとの首位攻防戦はバルセロナが先制しながらも逆転負けを喫し、セビージャに首位の座を明け渡すという最悪の結末を迎えたが、この敗戦に加え、ザンブロッタとジュリがレッドカードで退場となり、10日にカンプ・ノウで行われるレアル・マドリーとの“クラシコ”には出場できないという事態となった。

 アウベスへのファールでジュリが受けた一発レッド。しかし、ジュリはカードを受けるような悪質なプレーはしていないし、ザンブロッタへの連続イエローカードも厳しすぎるといった感がある。このバスケス主審の不可解なジャッジに対しクラブ側は大会委員会に異議申し立てをすることになると考えられ、撤回される可能性もある。

「僕は主審には何も言っていない。ボールを見ただけで、それ以外は何もしていない。試合後に審判と話したけれど、僕の抗議は厳し過ぎたと言っていた」。試合後、退場シーンについてそうコメントを残したザンブロッタ。

 両サイドをこなせるザンブロッタ。セビージャ戦でもザンブロッタの右サイドからの攻撃参加で先制ゴールを生んでいる。首位奪回のためにも、そしてプライドのためにもカンプ・ノウでの“クラシコ”は負けられない試合であり、その一戦にザンブロッタとジュリが欠場となるとバルセロナにとってはかなりの痛手だ。今のところ、クラブ側からの異議申し立てについての声明はない。ザンブロッタとジュリは“クラシコ”に出場できるだろうか・・・?

(スペイン通信)