楽天モバイルが2024年10月16〜31日に設置した基地局リストを公開!5G Sub6ではMassive MIMOを8割以上で導入

楽天モバイルは14日、同社が移動体通信事業者(MNO)として自社回線(以下、楽天回線)を構築して提供している携帯電話サービス( https://network.mobile.rakuten.co.jp/ )において2023年7月より実施している「Rakuten最強プラン」プロジェクトとして新たに2024年10月16日(水)から10月31日(木)までに全国29都道府県61市区町村で基地局を設置したとお知らせしています。

一方、サービスエリアマップ( https://network.mobile.rakuten.co.jp/area/ )は更新されておらず、2024年8月19日(金)に更新されたままで、2024年6月18日(火)時点のデータとなっています。なお、サービスエリアマップの4Gについてはパートナー(au)回線との合算となっており、楽天回線のみの4Gエリアについてはホームルーターサービス「Rakuten Turbo」で利用できるサービスエリアマップ( https://network.mobile.rakuten.co.jp/internet/turbo/area/ )にて公開されているほか、パートナー(au)回線のサービスエリアマップ( https://network.mobile.rakuten.co.jp/area/map_partner.html )も個別に公開しています。

一方、同社では今年11月に実施された楽天グループの「2024年度第3四半期 決算説明会」において地下鉄の共用基地局にて利用する周波数帯域幅を5MHzから20MHzに拡張整備を実施して通信品質改善を推進していることを明らかにし、東京地下鉄が運行する地下鉄「東京メトロ」においては2024年度中(2025年3月末まで)に20MHz化を40%完了させ、さらに2025年度中(2026年3月末まで)に20MHz化を100%完了させる計画であることを示しました。

これにより、整備が完了した場合には帯域幅が拡張されるため、混雑時などの通信品質が改善されます。また整備が完了した駅の構内には交通広告を掲出して利用者にも訴求しているとのことで、例として東京メトロ半蔵門線の用賀駅における交通広告が挙げられており、交通広告では「地下鉄も、もーっとつながる!電波強化完了!!」といった内容が掲載されています。


楽天モバイルでは楽天回線による正式サービス「Rakuten UN-LIMIT」を2020年4月に開始し、楽天回線エリアにおけるデータ通信は使い放題、専用アプリ「Rakuten Link」での音声通話・SMSも無料で月額3,278円(金額はすべて税込)で使え、さらに何度かアップグレードされて昨年6月から新料金プランのRakuten最強プランに刷新し、パートナー(au)回線エリアも含めて3GB以下なら月額1,078円、20GB以下なら月額2,178円、使い放題で月額3,278円となっています。

なお、Rakuten Linkでの音声通話・SMSはカウントフリーとなっているほか、Rakuten Linkは昨年8月にパソコン(PC)向けデスクトップ版も提供開始されました。また公式メールサービス「楽メール」も提供されています。そんなRakuten最強プランの提供開始に合わせてサービスエリアマップが更新され、Rakuten最強プランでは楽天回線だけでなくau回線でも同じ料金となることに伴い、4Gエリアについては楽天回線とau回線の合算表示となっています。


一方、昨年7月より新たに快適な通信環境を提供するために「Rakuten最強プラン」プロジェクトに取り組んでおり、全国各地の楽天モバイル基地局設置情報が市町村単位で公開されて確認可能で、一時は月1回の更新になったりもしていましたが、最近は再び月2回のペースに戻っており、今回は2024年10月16〜31日に全国29都道府県61市区町村で新たな基地局が設置されたとのことです。例えば、東京都でも各地で新たな基地局が設置されていることが示されています。


東京メトロにおける通信品質改善の内容(「楽天グループ 2024年度第3四半期 決算説明会プレゼンテーション資料」より)


記事執筆:memn0ck


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