【グアダラハラ(メキシコ)=平沢祐】野球の国際大会「ラグザス プレミア12」の1次ラウンドA組が9日にメキシコで始まり、開幕戦でオランダが延長十回、初参加のパナマにサヨナラ勝ちした。

 プエルトリコは米国を、ベネズエラはメキシコをそれぞれ退けた。

 10日は、パナマが4―2でベネズエラを破って初勝利を挙げ、米国は12―2でオランダに大勝。メキシコが7―5でプエルトリコに競り勝ち、全チームが1勝1敗となった。

メキシコ、上位打線が奮起

 打ち勝ったメキシコは上位打線の奮起が光った。一回に3番ロハスが先制の右越え3ランを放つなど、先発した1〜3番が計7安打をマークし、全7打点をたたき出した。今大会初白星を挙げたジル監督は浮かれず、「一日一日を大切にして、自分たちのやることにもっと集中することが重要だ」と今後を見据えた。

 ◇…1次ラウンドA組…◇
▽メキシコ(9日)
オランダ(1勝)9―8パナマ(1敗)
プエルトリコ(1勝)1―0米国(1敗)
ベネズエラ(1勝)8―4メキシコ(1敗)
▽メキシコ(10日)
パナマ(1勝1敗)4―2ベネズエラ(1勝1敗)
米国(1勝1敗)12―2オランダ(1勝1敗)
メキシコ(1勝1敗)7―5プエルトリコ(1勝1敗)