ECB、12月に利下げを見送る理由ない=オーストリア中銀総裁
[ウィーン 10日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのホルツマン・オーストリア中銀総裁は、現時点でECBが12月に利下げを見送る理由はないが、政策決定は入手可能なデータに基づいて行われると述べた。10日付の国内紙とのインタビューで明らかになった。
ECBは先月、今年3回目となる利下げを行ったが、決定に近い4人の関係者によると、今後数週間でデータが好転しない限り12月に4回目の利下げが行われる可能性があるという。
ホルツマン氏はオーストリア紙クライネ・ツァイトゥング紙とのインタビューで、「今のところ、(12月に利下げが行われる)可能性はある。今のところそれを否定する材料はないが、自動的にそうなるとは限らない」と述べた。
「われわれは最新の予測やデータを持っていない。最新の予測やデータに基づいてイエスかノーかを決定する」と述べた。