スポニチ

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 ボートレース平和島の6日間シリーズ「トランスワードトロフィー 東京・大阪・福岡三都市対抗戦」は10日、5日目の10〜12Rで準優勝戦が行われ、11日最終日12Rの優勝戦進出メンバーが決定した。

 地元の大将が歯を食いしばって攻め抜いた。三角哲男(57=東京)はカド4コース発進となった準優勝戦11Rを一気に捲って快勝した。

 準優のスタートタイミングはコンマ01の“タッチ”。「たまたまダッシュが乗った。レバーは落としてないよ」とレース後は涼しい表情で語ったが、ここ一番で持ち前の速攻力と勝負強さを発揮。5コースから展開を突いた仲航太が2着で地元ワンツーを演出した。

 予選道中は大敗こそないが白星が遠く、準優が今節の初白星。「準優はまだまともだったけどターン回りが違う。握り込みも不安定。平和島の調整はまだつかめていない」。近況の当地戦はエンジン出しに苦戦気味。勝負どころで結果は出たが仕上がりには納得していない。

 それでも通算97Vを誇る古豪は今年もすでに4Vと元気いっぱい。優勝の仕方を知り尽くしているだけに軽視はできない。優勝戦は3号艇。こん身の攻めを放って16回目の当地Vを目指す。