スポニチ

写真拡大

 TBSラジオ「SPORTS BULL presents 石橋貴明のGATE7」(日曜前7・00)が10日に放送され、番組パーソナリティーを務めるお笑いコンビ「とんねるず」の石橋貴明(63)がゲスト出演した野球解説者の五十嵐亮太氏(45)を相手にプロ野球改革を提言する場面があった。

 芸能界屈指の野球通で知られる石橋とヤクルト、ソフトバンクOBでメジャーリーグでも活躍した五十氏。この日のトークテーマは前週3日に続いて「日本シリーズワールドシリーズを語り尽くす」だったが、DeNAが4勝2敗でソフトバンクを下したプロ野球の日本シリーズがまだ2勝2敗のタイだった時点での収録だったため、話の流れは自然と球界全体に及んだ。

 そして、ソフトバンクの本拠・福岡まで行って日本シリーズを観戦してきた石橋がソフトバンク・王貞治会長(84)への深い敬愛を語ったあとだった。

 石橋は「改めて野球見て思うんだけどさ」と切り出すと、トイレや売店に行って座席に戻る際に「本当に日本の球場って椅子の間隔が何年前の日本人の体形でこの椅子作ったんだ?ってぐらい…。俺なんか足がもう前の人の背もたれに当たるわけよ。で、誰か通るたんびに通れないから立ち上がるじゃん。立ち上がりゃ後ろの人、見えないじゃん?あれをやめてほしいんだよね」と座席や足元の狭さについて、まずは改善を要望した。

 そして、野球以外のスポーツも会場で観戦してきた豊富な経験から「テニスって、1、3、5、7、9って奇数のゲームが終わると1分間のインターバルがあるんですよ」とテニスの試合会場ではインターバルのタイミングでのみ観客が移動できると説明。

 「あれを少し、日本のプロ野球も改革してほしいんだよな」とし、「本当に“あっ、すいません”ってさ、入れ替わり立ち替わり…。いい場面でそれが…もうさ、来る人がいるんすよ」と落ち着いて試合観戦できないと訴えた。

 これにはプレーヤー側だった五十氏も「いい場面では行っちゃいけないですね」と同調。さらに「あまりにもいい場面すぎて緊張して漏れそうになるんですね、多分ね」と観客側の都合にフォローも入れた。

 それでも石橋は「もうさ。2アウト満塁、ツースリーの時になんで俺を立たせるんだよ!って」と2死満塁でフルカウントといういい場面で席を立たざるを得なかったことを思い出して怒りが収まらない様子。「“すいません”って。“おい待てよ。いま一番いいとこじゃねーかよ!”って」と不満を口にした。

 「この声が広がればいいですけどね。野球の見方」と苦笑いの五十氏。石橋は「野球の見方。ホント、イニングごとに…。イニング終わるまでちょっと待ってって。外にモニターあるんだから、今、ちゃんとね。考えておしっこして」と観客の観戦マナー向上と、座席の足元の拡充を熱く訴えていた。