町田オ・セフン、約2か月ぶり得点に「FWとしてこれ以上ない幸せな一日」…代表でも「安住せず責任感を持って」

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韓国代表FWオ・セフン(25)が、約2か月ぶりの得点でFC町田ゼルビアを勝利に導いた。

【写真】オ・セフン、代表初得点に「忘れられない一日」

町田は11月9日、国立競技場で行われた明治安田J1リーグ第36節でFC東京に3-0で完勝。1トップで先発出場したオ・セフンは後半4分、FW相馬勇紀(27)のクロスをMF白崎凌兵(31)が折り返したところを押し込み、チームの貴重な2点目をマークした。

3-0で勝利した9月14日の第30節アビスパ福岡戦以来、実にリーグ戦6試合ぶりの白星だ。「これまでを振り返ると難しい試合も多く、上手く行かない部分も多かった」というオ・セフンも「今日の試合ではその部分が多少改善されて、良い試合ができたと思います」と安堵の表情を浮かべた。

彼自身、町田での得点は8月31日に国立で行われた第29節浦和レッズ戦以来。「相馬から良いクロスが来ると信じていたので中に入りました。少し高くなってはしまいましたが、(自身の)すぐ後ろにシラ(白崎)がいて、シラが良いボールを送ってくれたおかげで得点できました」と今季8点目のシーンを振り返りつつ、「あそこで最後まで諦めなかったことがゴールに繋がったと思います」と、ゴールラインを割りかけたボールをアシストに繋げた白崎を称える。

町田は今季リーグ戦、過去3度の国立試合で1分2敗と勝利が遠かったが、“4度目の正直”を達成した。「前回(浦和戦)は得点を決めても勝つことができなかったですが、今回は得点を決めて、さらに勝利することができたので、フォワードとしてこれ以上ない幸せな一日だと思います」と率直な心境を明かすオ・セフンだが、「ただ、今日の一日を通じてもっと学ぶべき点もあります。今回の勝利を糧に、代表でも良いパフォーマンスを見せていきたいです」と前を向く。

(写真提供=OSEN)オ・セフン

韓国代表は日本代表と同じく、11月の北中米W杯アジア最終予選でアウェイ2連戦に臨む。それも14日にクウェート代表、19日にパレスチナ代表と戦う中東遠征だ。

10月の最終予選で嬉しいA代表初ゴールを決め、今度は町田での得点を引っ提げて代表に合流するオ・セフン。「今の良い自信を持って代表戦に臨みますが、代表でも決して安住することなく、良い意味で余裕を持つことなく、国を代表する選手として責任感を持ってプレーをしていきたいです」と、代表でも“ストライカー”として活躍する決意を示した。

(取材・文=姜亨起/ピッチコミュニケーションズ)