クラブと日本代表で共に戦う谷口(左)と藤田(右)。(C)STVV

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 藤田譲瑠チマがシント=トロイデン(STVV)公式のインタビューに応じ、負傷交代した谷口彰悟に言及した。

 現地時間11月8日に開催されたベルギーリーグ第14節で、日本人6選手が所属するSTVVは、メヘレンとホームで対戦。藤田と谷口に加え、小久保玲央ブライアンと小川諒也も先発したなか、2−1で接戦を制した。

 今季に加入した谷口にアクシデントが発生したのは、開始11分だった。相手のロングボールに対応しようとした際に左足首辺りを痛めて、そのまま倒れ込む。かなり痛がる姿を見せると、2人のスタッフに両脇を抱えられ、左足を引きずりながらピッチを後にした。
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 フェリス・マズー監督は試合後、「この勝利は特に、重傷を負った不運なショウゴ・タニグチに捧げたい。最初の診断はアキレス腱の断裂のようだ」と伝えたなか、藤田はこう語った。

「途中から出た選手もクリティがある選手だと分かっていましたし、交代に関してはそこまで心配していなかったんですけど...みんなでショウゴくんの分も頑張ろうって話は出ていました。今日はそのためにも絶対に勝ちたいと思っていました」

 今夏のパリ五輪でキャプテンを務めた22歳のMFはこれから、北中米ワールドカップ最終予選のアウェー2連戦に臨む森保ジャパンの活動に参加する。クラブから一旦離れるが、代表活動を通して2週間後の次節に繋がるパフォーマンスを披露すると誓った。

「自分は代表の方に行きますけど、チームとしての活動はこの期間が大事になると思います。それぞれの場所でお互い高め合いながら、また次のクラブ・ブルージュ戦に向けて良い準備をしていきたいです」

「ショウゴくんの分」まで、チーム一丸で勝ち切る覚悟だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部