日産自は年初来安値更新、今期営業利益74%減へ下方修正◇
日産自動車<7201.T>は反落で年初来安値を更新。7日取引終了後、25年3月期連結業績予想について、売上高を14兆円から12兆7000億円(前期比0.1%増)へ、営業利益を5000億円から1500億円(同73.6%減)へ下方修正すると発表。これを嫌気した売りが出ている。
グローバル販売台数の想定を365万台から340万台に引き下げたことに加えて、為替想定レートを1ドル=155円から149円へ、1ユーロ=167円から164円に見直した。また、最終利益はターンアラウンドの取り組みに必要なコストを精査中のため未定とする一方、未定としていた中間配当は無配とし、期末配当予想は引き続き未定とした。
同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高5兆9842億円(前年同期比1.3%減)、営業利益329億800万円(同90.2%減)、最終利益192億2300万円(同93.5%減)だった。グローバル販売台数が前年同期比1.6%減の159万6000台にとどまったことに加えて、米国における在庫調整や販売費用が増加したことが利益を圧迫した。
また、保有する三菱自動車工業<7211.T>株5億662万577株のうち、1億4902万8300株(発行済み株数の10.02%)を上限に、7日終値460.6円で三菱自に売却するとあわせて発表した。三菱自の経営戦略を支援するほか、日産自の財務の柔軟性を高めるのが狙いとしている。なお、三菱自の取得価額は上限で約686億4200万円となる。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
グローバル販売台数の想定を365万台から340万台に引き下げたことに加えて、為替想定レートを1ドル=155円から149円へ、1ユーロ=167円から164円に見直した。また、最終利益はターンアラウンドの取り組みに必要なコストを精査中のため未定とする一方、未定としていた中間配当は無配とし、期末配当予想は引き続き未定とした。
同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高5兆9842億円(前年同期比1.3%減)、営業利益329億800万円(同90.2%減)、最終利益192億2300万円(同93.5%減)だった。グローバル販売台数が前年同期比1.6%減の159万6000台にとどまったことに加えて、米国における在庫調整や販売費用が増加したことが利益を圧迫した。
また、保有する三菱自動車工業<7211.T>株5億662万577株のうち、1億4902万8300株(発行済み株数の10.02%)を上限に、7日終値460.6円で三菱自に売却するとあわせて発表した。三菱自の経営戦略を支援するほか、日産自の財務の柔軟性を高めるのが狙いとしている。なお、三菱自の取得価額は上限で約686億4200万円となる。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS