11月4日に放送されたドラマ『モンスター』第4話のストーリーをおさらいしつつ、今後の見どころに迫ります。(画像出典:カンテレ『モンスター』公式サイト)

写真拡大 (全4枚)

趣里さん、ジェシーさんが共演するドラマ『モンスター』(カンテレ・フジテレビ系)。11月4日放送の第4話では、趣里さん演じるモンスター弁護士・神波亮子が放った名せりふが反響を呼びました。ストーリーをおさらいしつつ、SNSに寄せられたコメントとともに今後の見どころを紹介します。


第4話のあらすじ

名門として知られる大学のサッカー部で体罰が横行しているという記事が、“部員A”のリークにより週刊誌に掲載。杉浦(ジェシー)の高校の同級生でサッカー部コーチの甘利弘樹(佐野岳)が、亮子(趣里)に相談したいと事務所を訪ねて来ます。

一方、神宮寺和也(夏生大湖)をはじめとする3年生サッカー部員たちが、これまでの厳しい練習の数々は体罰だったとし、損害賠償を求めて大学を提訴。しかし、プロ候補のゴールキーパー・武田大樹(本多響矢)は訴訟に参加せず。亮子はサッカー部の実態を知るため、杉浦を連れて街コンへ。

学生やOBたちから情報を集めていく亮子。浮かび上がった事実は、スポーツ特待生で大学側に物を言えずけがを隠していた大樹のために、和也が訴訟を起こすことで練習メニューを適正化し、大樹の未来を守ろうとしていたということ。スポーツ特待制度を改善することを条件に、部員たちは集団訴訟を取り下げるのでした。


亮子の早口名せりふが爽快! 「痛烈!」「ホントそのとおり」の声

大学側から体罰に対して謝罪コメントを出したほうがいいかと相談を受けた際、「嘘の記事をそのまま鵜呑みにして、好き勝手言ってる人たちですよ。そういう知性の低い人たちのためにわざわざコメントするんですか?」と一刀両断した亮子。

訴訟が取り下げられた後も“部員A”の正体にこだわる大学側に対し、亮子は「どうでもいいです、そんなこと」とバッサリ。「本当かどうかも分からないものに右往左往したり、得になりそうとか刺激的というだけで群がったり、ただ流されて乗っかってるだけなのに、世の中を動かした気になる。そっちの方がはるかに愚かじゃないですか」と締めくくりました。

亮子が早口で淡々と放ったせりふに、X(旧Twitter)では「痛烈!」「いいセリフだね〜!ホントそのとおりですね」「これは私達に向けられた言葉」「このドラマで描きたいところが裁判の勝ち負けとか技量とかじゃなくて、その裏にある人間の心理にあるのやっぱり好きだな」などのコメントが寄せられています。


“部員A”の正体は?「よもや伏線になっていようとは」

作中では“部員A”の正体は明かされず、亮子が意味深なまなざしをコーチの甘利に向け、彼もまた亮子と目を合わせるというラストシーンで幕を閉じました。

Xでは「部員Aは結局誰だったんだろう…」「部員Aはコーチよね。自分の立場では学校側を変えることはできないかつ、生徒のことをよく見てたからこその行動。そこまでわかってての、犯人探しは野暮という神波先生かっこいい…」「よく考えれば『複数の人かもしれないし卒業生かもしれない。現役とは限らない』みたいな話してた。これがよもや伏線になっていようとは」などのコメントが寄せられています。

第5話では、アメリカの有名な資産家の娘・サトウエマ(秋元才加)が、日本の病院を提訴したいと亮子(趣里)を頼って来日。提訴に踏み切るだけの材料を集めた亮子の前に、相手方の代わりの弁護士として現れたのは、12年間失踪中の父・粒来春明(古田新太)で……!? ついに古田新太さんが登場。一体どんな親子関係なのか、亮子の謎めいた過去が明かされるのか、注目です。

この記事の執筆者:地子給 奈穂
編集・ライター歴17年。マンガ、小説、雑誌などの編集を経てフリーライターに転向後、グルメ、観光、ドラマレビューを中心に取材・執筆の傍ら、飲食企業のWeb戦略コンサルティングも行う。
(文:地子給 奈穂)