フジテレビ

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フジテレビのバラエティー番組「芸能人が本気で考えた!ドッキリGP(グランプリ)」の2024年11月5日に行われたロケで、お笑いコンビ「タイムマシーン3号」の山本浩司さんがろっ骨を折るけがをした。6日に同番組の公式サイトで発表し、謝罪した。相次ぐトラブルにSNSでは「またしてもフジテレビ」といった声が寄せられている。

タイムマシーン3号・山本さんコメント「ご心配おかけしました」

番組公式サイトでは、「山本さんの1日も早い回復をお祈りすると共に、怪我の治療等に関しては誠意を持って対応してまいります」と報告。今後の番組制作における安全対策について、「より一層徹底してまいります」と伝えている。

山本さんは7日にXで、「ご心配おかけしました」と投稿。相方の関太さんがジャンプする画像とともに、「ほんの少しの間、一人で頑張ってくれるそうです。低いけど頼もしい!!」と伝えた。

J-CASTニュースの取材に応じたフジテレビ企業広報部によると、事故のあった企画は「ターゲットが巨大なクマのぬいぐるみに肩を掴まれて、顔面に大量の液体を浴びせられるという、過去数回実施したドッキリ企画」だったという。

スタッフが複数回シミュレーションしたうえで撮影したといい、「結果として安全対策が行き届いていなかった事実を重く受け止め、今後はより一層、番組制作において安全対策に万全を期してまいります」とした。質問では今後の具体的な安全対策も尋ねたが、回答では言及しなかった。

アナウンサーのやり取りや大谷翔平選手めぐる「炎上」も

フジテレビをめぐっては、SNSを中心とした「炎上」が相次いでいる。

10月末には、新人・上垣皓太朗アナウンサーに対し、先輩アナらが、23歳に見えない、ポップなデザインのTシャツが似合わないなどとしてからかうCM中のやり取りを公開したYouTube動画が、「上垣アナ可哀想」「公開いじめだわ」などと波紋を広げた。

また、10月31日(日本時間)に米大リーグ・ロサンゼルス・ドジャースが優勝した際には、大谷翔平選手がフジテレビの取材を拒否しているように見えるとして、その振る舞いがSNSで注目された。

フジテレビは5月に、米大リーグ・ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手が購入したとされる自宅を撮影、放送しており、これが原因で取材パスを凍結されたと週刊現代が6月12日に報じた。その後、フジテレビはこれを否定していると報じられたが、7月4日に「めざまし8」の公式サイトに大谷選手とその家族、代理人へ向けて謝罪のコメントを発表している。

こうした「炎上」が続くなかの事故の発表に「またしてもフジテレビ」「嬉しいサプライズドッキリならともかく 嫌がらせドッキリは時代に合わないのでは?」「テレビ局も危険なことはしないで欲しい 安心して笑えるものだけ見たい」「出演者にケガさせるのはアカンやろ」といった声が寄せられている。