川崎・山本悠樹の縦パスに熱視線【写真:徳原隆元】

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川崎MF山本悠樹の縦パスに熱視線

 川崎フロンターレは11月5日のAFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)で上海海港に3-1で勝利したなか、前半13分に生まれた2点目のシーンで、得点の起点になった1本の縦パスが話題に。

 およそ20メートル先の味方に通した局面打開の瞬間に「憲剛じゃんこれ」「スーパーすぎる」と感嘆の声が上がっている。

 川崎はこの試合、前半12分に元日本代表MF家長昭博のゴールで先制。さらにそのわずか1分後、27歳MF山本悠樹がパスで魅せた。中央ややゴール寄りでボールを受けると、およそ20メートル先にいたMF橘田健人にパスを通す。そこからFWエリソンにつながれ、シュートが弾かれたこぼれ球をFW瀬川祐輔が押し込んだ。

 一連のシーンでは、ピッチを切り裂く局面打開パスが反響。中盤で攻撃を司る山本のパスセンスに対し、SNS上では「スーパーすぎる」「パスの速度が凄い」「山本悠樹のパス、本当に美しい」「代表ありそう」といった賛辞が続々と上がり、「中村憲剛を彷彿とさせる」「憲剛じゃんこれ」と、元日本代表OBを引き合いに評価する声もあった。

 今季初めにガンバ大阪から完全移籍した山本は加入当初、なかなかインパクトを残せず、定位置確保に至らない時期もあった。悔しさを噛みしめつつも、腐らず前を向き続けたことで直近の公式戦では目覚ましい活躍を披露。攻撃センスの高さは、今や中盤に不可欠なものとなっている。(FOOTBALL ZONE編集部)