鶴弥、上期経常を78%上方修正、通期も増額、配当も4.5円増額

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 鶴弥 <5386> [東証S] が11月5日昼(11:30)に業績・配当修正を発表。25年3月期第2四半期累計(4-9月)の経常利益(非連結)を従来予想の2億円→3.5億円(前年同期は1.4億円)に77.5%上方修正し、増益率が34.2%増→2.4倍に拡大する見通しとなった。
 上期業績の好調に伴い、通期の経常利益も従来予想の3.7億円→5.1億円(前期は1.9億円)に37.8%上方修正し、増益率が85.9%増→2.6倍に拡大する見通しとなった。

 同時に、今期の上期配当を従来計画の5円→9.5円(前年同期は3円)に大幅増額し、年間配当は14円になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 <第2四半期(中間期)>売上高につきましては、積極的な営業展開に加え、2024年7月実施の価格改定に伴う駆け込み需要が発生し、前回発表を上回る見込みであります。また、利益につきましては、売上高の増加に加え、人員配置の適正化や生産設備の効率的な利用によって前回発表を上回る見込みであります。よって、上記の通り修正します。<通期>下半期(2024年10月1日~2025年3月31日)につきましては、引き続き持家着工戸数は低水準で推移する見込みですが、第2四半期累計期間までの業績や、人員配置の適正化や生産設備の効率的な利用、製品価格改定の浸透状況を踏まえ、通期業績予想を上記の通り修正します。(注)業績予想につきましては、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。

 当社の配当政策の基本的な考え方は、粘土瓦業界の中で最新の生産技術を保持し、高い生産力と競争力を継続的に保ちながら成長を続けていくために、生産設備の改善や更新等を慎重かつ大胆に実施していく必要性を認識すると共に、将来に向けた安定的な収益基盤づくりのための内部留保を考慮しつつ、業績に応じた適正で安定的な配当を継続的に行うことであります。上記配当方針のもと、業績予想の修正等を勘案した結果、上記の通り2025年3月期第2四半期末の配当予想を修正させていただきます。