【独自】「突然校内放送で」…甲子園常連校の野球部監督の不倫疑惑 校長が行った「不可解な火消し」

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野球部監督が夜な夜な女性教師と

甲子園常連の名門野球部が揺れている──。

東海大学菅生高校(東京都あきる野市)野球部といえば、春夏計9度の甲子園出場を果たした高校野球の名門である。直近では、’23年春の選抜で準々決勝まで駒を進めている。そんな名門野球部でのトラブルが『週刊アサヒ芸能』(’24年9月12・19日合併号)で報じられた。

記事によると、同校の社会科教諭で野球部の若林弘泰監督(58)が、同僚の女性教師と不倫関係にあるという。その関係は2〜3年に及び、寮で生徒と生活を共にする若林監督が夜な夜な当該女性教師と外出したことで噂が広がり、発覚したとある。

さらに最近では、女性教師が野球部の運営にまで口を出すようになったという。そんな状況は野球部のみならず、学校内はもとより多くの保護者が共通して知ることに。それでも、監督は校長や理事長から注意を受けるも気にする様子はなく、報道当時も不倫関係を続けていたというのだ。

ちなみに、同監督は、’22年に生徒への暴行容疑で書類送検されたが、’23年5月不起訴処分に。’23年1月に一旦解任されたが、 ’23年6月から監督業を再開していた。同誌は、監督及び、同校の峰岸英仁校長に「不倫騒動」の事実確認、処分について問いただすも、校長より、

〈お問い合わせ事項につきましては、一切、回答いたしません。ご了承ください〉

との返信があるのみだったとしている。ただ、問題はここで終わりではなかった。本誌FRIDAYに同校の保護者から、新たな情報がもたらされたのだ。

「突然校長が校内放送で語り始めた」中身

本誌に情報提供してくれた保護者によると、「週刊誌発売から数日後、朝の生徒に向けた校内放送で峰岸校長が突然、記事について語り始めた」という。そして、校長が語ったその内容というのが、

《最近、野球部を誹謗中傷している週刊誌の記事がありますが、みなさんは一切気にしないでください》

というものだったという。その具体的な内容について保護者が明かす。

「週刊誌が発売されたのは9月3日でした。記事の掲載については、学校関係者と野球部関係者、そして、野球部生徒の保護者は知ることとなりましたが、ネットニュースなどで大きく報じられていませんでしたから、報道自体を知らない生徒はたくさんいたと思います。実際に、ほとんどの生徒は何のことかわからず、キョトンとしていたと聞きました。

その後、生徒の間で『週刊誌の記事って何?』と話題になり、学校中に広がることとなりました。そもそも、監督が不倫をしているという報道だけでも大問題なのに、それを全校生徒にアナウンスした校長の真意が全くわかりません」

本誌は、なぜそのような校内放送を行ったのか。その真意を聞くべく峰岸校長に取材を申し込んだが、電話対応した副校長は、

「(校内放送が)事実かどうかも含めて、一切、お答えできません」

と話すのみだった。そこで、提携校である学校法人東海大学にも取材を申し込んだが、経営母体が異なる(東海大菅生高校の経営母体は学校法人菅生学園)という理由で応じてもらえなかった。

このような状況について、高校野球で甲子園出場経験もある元野球部監督は、匿名を理由に、次のような見解を示した。

不祥事の責任を取るのは校長

元野球部監督が、自身の経験を元にその内情を推察する。

「たとえば、夜、監督が誰かと電話で話していたら、生徒は聞き耳を立てますよ。だから、監督も自分の言葉は暴言になっていないか、体罰をしていないかと常に自問自答しながら生活をしています。そんな中で、記事にあるように夜な夜な寮を抜け出していたのだとしたら、この監督は生徒のことを完全にナメていたとしか思えません。しかも、彼は教諭でもあるのです。監督以前に人間として失格でしょう」

校長の「突然の校内放送」についてどう見ているのか。

「監督は甲子園出場を何度も果たしている名将として知られている人物です。ですから、学校内でかなり力を持っていた可能性はあります。学校運営や生徒数を守るためにも、そんな人物を失うわけにはいかない。庇う気持ちもわかります。

いずれにしろ、学校として、報道により噂が校外に広まることを恐れたのは確かです。一般企業などで考えれば、トップがこのような判断をすることはあり得ません。校長先生の対応は間違っているけれど、スポーツ強豪校には決して珍しいケースではないように思いました」

保護者からは、監督の辞任を求める声が出ているという。『令和6年度 第65回秋季東京都高等学校野球大会』では、東海大菅生高校野球部は10月5日に行われた1回戦で敗退している。一番の犠牲者は生徒だということを学校は忘れてはならない──。

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