「海に眠るダイヤモンド」複雑で切ない恋模様に反響「何角関係」「キュンキュンする」
神木隆之介が主演を務める、日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」(TBS系・毎週日曜よる9時〜)の第2話が3日に放送。主人公・鉄平(神木)を中心とした端島の若者たちの複雑で切ない恋模様が描かれ、視聴者からもX(旧Twitter)で「キュンキュンするわ」などの声が寄せられた。(ネタバレあり。以下、第2話までの展開に触れています)
本作は、昭和の高度経済成長期と現代を結ぶ、70年にわたる愛と青春、友情、家族の物語。1955年からの石炭産業で躍進した長崎県・端島と現代の東京を舞台に、端島の炭鉱員の家で生まれ育った鉄平(神木)と現代のホスト・玲央(神木/一人二役)という、違う時代に生きる主人公を描く。「アンナチュラル」「MIU404」の脚本家・野木亜紀子、監督・塚原あゆ子、プロデューサー・新井順子による初の日曜劇場。
第1話で、現代の東京で夢も希望もやる気もなく生きる玲央に「私と、結婚しない?」と声をかけた謎の婦人・いづみ(宮本信子)。第2話では、彼女の言う、自分に似ている “忘れられない人”とはどんな人物なのか気になる玲央に、いづみが、かつて思いを寄せていた鉄平のこと、そして島での複雑な“恋模様”について語り始める。
1955年9月。端島では、リナ(池田エライザ)のことを気にかけて遊びに誘う鉄平を、複雑な思いで見つめる朝子(杉咲花)の姿が。朝子の鉄平への気持ちに気付いているリナもまた、自分へ向けられた鉄平の好意をかわしながら、複雑な思いを抱えていた。
一方、端島に生活用水を引く海底水道計画の検討会に参加する賢将(清水尋也)に連れ立って、長崎を訪れた百合子(土屋太鳳)は、そこでアメリカ生まれの“スクエアダンス”と出会い、気に入って端島に持ち帰る。 すぐさま同好会を設立するべく、鉄平、朝子、賢将、リナを集めて練習に取り掛かる百合子。その頃、端島には大型の台風が近づいてきて……という展開が描かれた。
何かとリナを気にかける鉄平と、そんな鉄平に思いを寄せている朝子。そして、“フリーダムなカップル”という百合子と賢将も、それぞれ、鉄平と朝子に対して秘めた思いがあるようで……。そんな彼らの思いが交差するのが、スクエアダンスの場面だった。
鉄平はリナとペアになれず、朝子はそんな鉄平に「残念やったね」と一言。そして賢将は、ペアが入れ替わる際に、緊張の面持ちで朝子の手を取る。百合子から、朝子の鉄平への思いを伝えられているリナはそんな2人を見つめ、その輪を外から見ている百合子。それぞれの一方通行な思いが交差するダンスシーンに、視聴者からは「えっもう何角関係??」「みんなの好きな人を見る視線が切なすぎる」「誰かこの複雑なラブの相関図を図化してくれ!!」などの声があがった。
その後、台風によって端島が混乱に陥るなか、朝子を手助けした賢将は伝えきれない思いを口にし、鉄平と百合子はお互いに対して持っていた感情を伝える展開に。さらにリナは、台風による大波から鉄平の兄・進平(斎藤工)に守られ、お互いを見つめ合う。ますます複雑化する端島の若者たちの恋愛模様に、視聴者からは「さらに複雑になってくぅ」などの声が寄せられた。(西村重人)
日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」はTBS系にて毎週日曜よる9時〜放送中