【日本S】日本一ならず ソフトバンク・小久保監督は敗れたDeNAに「打線の厚み感じた」
ソフトバンクはDeNAとの日本シリーズ第6戦(3日=横浜)に2―11で大敗し、2勝4敗で日本一達成とはならなかった。
投手陣が崩れた。先発・有原が3回4失点と本来の投球ができず、救援陣も5回に7点を失うなど相手打線を止められなかった。
得点は柳田の2ランの2点のみ。日本シリーズワーストを更新する29イニング連続無得点を記録するなど、本来のつながりを欠いた。
4年ぶりの日本一達成とはならず。小久保監督は「雨が降って、流れが変わるかと思ったけど、なかなかうまくいかなかった。敗戦の責任は全部僕にある。選手はよくやってくれた」と選手をねぎらった。
下克上を許したDeNAについては「打線の厚みというか、つながりは最後まで感じるシリーズでしたね」と話し「桑原がラッキーボーイ的な存在になって、打線を引っ張りましたよね」と相手の切り込み隊長に感服した様子だった。
監督就任1年目はシーズンで91勝を挙げるなど2位と13・5ゲーム差をつけ、パ・リーグを制したが、日本一とはならなかった。雪辱を忘れずに、来季リベンジを果たしたいところだが、指揮官は「その前に2連覇、リーグ制覇に重きを置いてやりたい」と力を込めた。