田崎史郎氏、国民民主が躍進した理由「これも大きいと思います」 今後の政局は「何か大変なことになる予感する」
政治ジャーナリストの田崎史郎氏が2日、TBS系「情報7daysニュースキャスター」にVTR出演し、先の衆院選で議席を4倍にするなど躍進した玉木雄一郎代表率いる国民民主党について言及した。
番組では、公示前の7議席から28議席へと大きく勢力を拡大した国民民主党について取り上げた。比例代表の投票先で、20、30代ともに自民党に次ぐ20%の票を獲得し、若者からの支持を集めたと報じた。
田崎氏は「若者が関心を持つ政策を打ち出していたということです。それは『あなたの手取りが増えます』と」と、国民が訴えてきた「年収103万円の壁」問題が若者の心を捉えたと分析した。
加えて「YouTubeを活用していた、これも大きいと思います」と若者にターゲットを絞った戦略が功を奏したと分析した。
少数与党内閣の今後について、田崎氏は「いつ政権が息詰まるか分からない状況なんですね。(与党は)常に野党の一部の協力を得ながらでしか、予算案も法案も成立させられないんですよ」と極めて苦しい政権を運営になると指摘。「玉木さんは、自民党と完全に一致して今の公明党のような立場になることは、かえって党の選択肢を狭めると思っているわけですね。各政策ごとに協力していくということです」と、国民民主の立ち位置を予測。その上で、「何か大変なことになっていくんだろうなという予感がします」と話した。