『モンスター』第4話に出演する(左から)夏生大湖、本田響矢、佐野岳(C)カンテレ

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 俳優の趣里が主演を務め、ジェシー(SixTONES)が共演するカンテレ・フジテレビ系“月10ドラマ”『モンスター』(毎週月曜 後10:00)の第4話が、4日に放送される。それに先立って、ゲストの本田響矢、夏生大湖、佐野岳のコメントが到着した。

【場面写真】コーチとして…ライバル関係の2人を見守る佐野岳

 今作は、常識にとらわれず、感情を排除して相手と向き合う得体の知れないモンスター弁護士・神波亮子(趣里)が、時に法が追いついていない令和ならではのさまざまな問題と向き合い、まるでゲームのように法廷闘争に立ち向かう、異色のリーガル・エンターテインメント。橋部敦子氏の脚本によるオリジナルストーリーとなる。

 第4話では、大学の名門サッカー部で体罰疑惑が浮上。部員Aと名乗る人物が週刊誌に告発したことがきっかけで、部内は大荒れとなる。本田は、そのサッカー部でゴールキーパーとして活躍し、チーム随一の実力でプロからも注目されているゴールキーパー・武田大樹を演じる。本田は「僕も10年間剣道をやっていたので、サッカーを本気でやってきた武田と通じるものがあると思いました」と話すなど、撮影中に当時のことを思い出したこともあったそう。「あの時にしか味わえない部活内の独特の空気感があって、(ライバルの)神宮寺との関係性は特にそうだと思います」と語った。

 夏生は、武田とライバル関係にあり、サッカー部での厳しい練習を体罰だとして、大学を提訴する神宮寺和也を演じる。中学からバレーボール部で有望選手として活躍、高校は強豪校に進学して全国を目指した経験を持つ夏生も「ライバルへの思いや、思うようにいかない葛藤、嫉妬心などを、高校時代の記憶を借りつつ演じました」と、当時のことを思い出しながら撮影に臨んだことを明かした。特に印象的だったのは、武田が部室で悔しさを露わにするシーンだという。「高校時代の僕と重なる思いがあって、撮影のときはあのシーンから目が離せなかったです」と振り返った。

 選手たちを指導するサッカー部のコーチ・甘利弘樹役を演じた佐野は、フレッシュな本田と夏生の芝居について「お互いを見やる、目でのやり取りが印象的だった」と話した。高い身体能力を持ち、自身を「体力モンスター」と評する佐野は、杉浦義弘(ジェシー)と高校の同級生の設定ということもあり、控室ではジェシーや趣里ら出演者たちと心理テストで盛り上がったという。撮影については「登場人物たちの思惑が重要な作品なので、表の感情と裏の感情をどうブレンドしていくかというところが大変でした」と苦労した点を明かし、「第4話では、スポーツ界で“伝統”と“現代社会の倫理観”が衝突する。その狭間で登場人物たちが各々の立場で悩み、葛藤しながらも、何が正しいのか模索していきます」と見どころを語り、締めくくった。