ソフトバンク6位の東洋大・岩崎峻典が指名あいさつ受け決意「新人王を取るつもりで準備する」履正社で19年夏の甲子園胴上げ投手
ソフトバンクからドラフト6位指名を受けた東洋大の岩崎峻典投手(21)が31日、埼玉県川越市の同大野球部寮で福山龍太郎アマスカウトチーフ、宮田善久アマスカウトから指名あいさつを受けた。最速153キロの真っすぐと鋭いカットボールなどを武器に、強気の投球が持ち味の右腕は「新人王を取るつもりで準備してやっていく。誰にも負けたくない気持ちはあります」と意気込んだ。
大阪府出身で履正社高を経て東洋大に進んだ。2年時には夏の甲子園で胴上げ投手になるなどし、大学4年間でさらなる成長を遂げた期待の即戦力候補だ。変化球も多彩でカットボールのほかスライダー、スプリットも駆使。加えて気持ちを全面に押し出す投球スタイルが長所だ。
指名後に届いた祝福の連絡は「2000件ぐらいです」という右腕。少しずつ返信しながら、喜びを噛み締めていると同時に「自分はまだ体は大きい方じゃない。筋力アップなどに重点的に取り組んでいきたい」と余念なく準備を進めていく考えだ。11月16、17日には東農大との東都大学リーグの1、2部入れ替え戦も控える。母校の1部昇格を置き土産に次のステージに進む決意だ。