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　◇ワールドシリーズ第3戦　ドジャースーヤンキース（2024年10月28日　ニューヨーク）

　ドジャースのフレディ・フリーマン内野手（35）が28日（日本時間29日）、敵地でのヤンキースとのワールドシリーズ第3戦に「3番・一塁」で先発出場。初回の第1打席で3戦連発となる本塁打を放った。

　初回、先頭・大谷がストレートの四球で出塁。ベッツは左飛に倒れ、1死となったが、フリーマンは相手先発・シュミットの4球目、内角高めのカットボールを振り抜き、右翼席へ先制2ランを運んだ。

　大谷が第2戦で左肩を亜脱臼。この日も塁に出ると、腕を振らないようにするためか、胸ボタンに手を当てたまま帰塁するなど、慎重な姿勢を見せた。その大谷が全力疾走しなくて済むように豪快なアーチを放ち、ゆっくり生還させた。

　フリーマンは第1戦で延長10回にワールドシリーズ史上初となる逆転サヨナラ満塁本塁打を放ち、チームの勝利に貢献。第2戦でも3回にT・ヘルナンデスに続き2者連発となるソロを放った。

　これでブレーブス時代の21年から5戦連発。ジョージ・スプリンガー（2017〜2019年）と並んでMLB最長タイ記録となった。

　フリーマンはレギュラーシーズン最終盤の9月末に右足首を捻挫。万全な状態ではないもののポストシーズンに入り強行出場を続けている。頼れるチームリーダーがこの日も力強い一発を放ち、チームは3試合連続で先制点を奪った。

　ドジャースは2勝0敗で第3戦を迎えており、この日の試合に勝利すれば世界一に王手をかける。