巨人から1位指名され、指名あいさつを受けた花咲徳栄・石塚

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 巨人からドラフト1位で指名された石塚裕惺内野手(18)=花咲徳栄=が25日、憧れの坂本、岡本和、浅野らに続く“高卒ドラ1ロード”を歩む覚悟を語った。この日、埼玉県加須市の花咲徳栄高で吉村禎章編成本部長(61)らからあいさつを受け、1年目からの活躍を誓った。

 「いずれは2000安打とか、1シーズンで3割30本を打てるような打者に成長したいです」

 運命のドラフトから一夜明け、石塚はデッカい目標を掲げた。家族全員が巨人ファンで、小さい頃から坂本が憧れの選手。U18アジア選手権では、高校日本代表の4番も務めた世代No.1遊撃手は、偶然にも21日のCSファイナルSを現地観戦した。坂本や岡本和、浅野の姿に未来像を重ねた。

 初対面した吉村編成本部長も「オーラというか、スター性を感じる選手です」と驚いた。坂本は外れ1位で指名を受け、1年目の7月に1軍昇格した。阿部監督も力次第で育成期間を設けず、即戦力として起用する方針を明かしている。「自分もそこを目指していかないといけない」と石塚。偉大な先輩に追いつけ追い越せと、巨人軍がつなぐドラ1の系譜を受け継ぐ。