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 ◇ラグビーリポビタンDチャレンジカップ2024 日本―ニュージーランド(2024年10月26日 神奈川・日産スタジアム)

 日本代表は25日、ニュージーランド戦を翌日に控え、本番会場の日産スタジアムで前日練習を実施した。

 練習後には右肘の手術を経て、昨年のW杯フランス大会以来1年ぶりの復帰で先発するフランカー姫野和樹(30=トヨタ)が取材対応。「また日本代表に帰ってきて、率直に喜びを感じている。ファーストキャップは日産スタジアムのワラビーズ戦(17年11月)で縁を感じる場所。相手もオールブラックスで、凄くエキサイトしている」と興奮を抑えられない様子だった。

 9年ぶりに日本代表に復帰したエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチは27年W杯に向けて選手の若返りを図っており、経験値の指標となる先発15人の総キャップは254。13年11月対戦時の340、18年11月対戦時の314、22年10月対戦時の357と比較して少ない中、2度のW杯を経験している姫野の復帰は大きなプラス材料だ。その点は本人も自覚しており、「持てる力、強みをどんどん出すことが大切。運動量、多くの仕事を求められるし、ジャッカルも期待されているので、ストロングポイントを出したい」と意欲を示した。

 通算対戦成績は7戦7敗(両国ともにテストマッチ認定した試合では5戦5敗)で、95年W杯南アフリカ大会では17―145の歴史的大敗を喫した相手でもあるオールブラックス。理想の試合展開を問われ、「理想は(前半を)100―0で折り返したい(笑い)」と大胆に言ってのけた姫野が躍動した時、歴史的初勝利に近づくはずだ。