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 ドジャースの大谷翔平投手(30)が24日(日本時間25日)、25日(同26日)に開幕するヤンキースとのワールドシリーズ前日のメディア対応に出席。ワールドシリーズへの意気込みを語った。

 初のワールドシリーズでのプレーに向けて「どれだけ冷静にプレーできるかわからないけど、ファンの歓声や熱気を楽しみにしている。それを力に変えられるように頑張りたい」と宣言した。

 ここまでのポストシーズンでは得点圏で勝負強さを発揮してきた。「PS中の雰囲気を継続しつつ、リラックスするところも作る。難しいけど、継続できるようにしてきました」と話した。

 またこの日、アンドルー・フリードマン編成本部長とデーブ・ロバーツ監督が改めて大谷がワールドシリーズで投手として出場することはないと明言。大谷も投手としての出場を球団に要望をしたことはあるかと問われたが「伝えたことはないですね」と答えた。フリードマン編成本部長は米スポーツ専門局「ESPNラジオ」の取材に対し「彼は今後10日間は一刀流だが、その後は二刀流に戻るだろう」と話した。

 1年間やってきてのロバーツ監督の印象を問われた大谷は「楽しい人だな、と。監督としてというより人として。どういう采配をするかとかではなく、1対1の付き合いとして楽しい人」と返答。最後に「あと握手が凄い強いです(笑い)」と話して笑わせた。

 AP通信は米大手ブックメーカーのオッズでド軍が僅差ながら優位に立ち、MVP予想は大谷が1番人気だと伝えた。大リーグ公式サイトもド軍の4勝3敗と予想するなど、周囲は盛り上がりの一途だ。

 大谷はこの日、米スポーツメディア「スポーティングニューズ」が選ぶMLB年間最優秀選手に選出された。大谷はエンゼルス時代の2021年にも受賞しており、今回で2度目の受賞。複数回の受賞は史上11人目となった。1936年に創設された同賞は現役のメジャーリーガーと監督の投票によって決定する。