風化させてはいけない…(C)日刊ゲンダイ

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 NHKが旧ジャニーズ事務所の事業を引き継いだ「STARTO ENTERTAINMENT」の所属タレントの番組起用を再開させることが一部スポーツ紙で報じられ、視聴者はもちろん旧ジャニオタまでが批判。SNSで大荒れとなっている。

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 大みそかの「NHK紅白歌合戦」についても出演オファーをする見込みだが、《NHK 、旧ジャニーズ事務所とタレントに謝罪が先では?》《NHKが旧ジャニーズのタレント解禁って 出演するの許してあげます、みたいな感じでモヤる もうSTARTOの方から断ってほしい》《は?NHKにジャニーズ出てよくなるの?7時のトップニュースであんな報道した事務所のタレントを出すんだ?》《第三者を入れない補償が終われば禊は終了と勘違いしていないか?》などと賛否両論。

 SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)は15日、公式サイトを更新。創業者で19年に死去した故ジャニー喜多川氏による性加害の被害者への補償状況を発表。被害者救済委員会から補償内容を通知した530人のうち、96%にあたる510人と補償内容に合意、503人に補償金を支払ったという。だが、9日には、性被害を告発した元所属タレントたちが会見をし、「去年10月以降、会見を行うと言いながら行わず説明がないのは不誠実だ」「全容解明していない」などと訴えたばかり。

NHKの受信料を支払う一般視聴者からは、局内での性加害の問題などの調査や検証を終えていないという厳しい批判が出ています。一方、ファンは手放しで喜んでいません。昨年の紅白は韓流アイドルで顕著な視聴率を出したわけでもなかったこと、今年はNHKラジオで尖閣発言問題など局の不祥事も重なったため、NHKは若年層の視聴率が見込める旧ジャニを頼ったとみられています。ファン心理としては《今さら》。YouTube配信やライブに集中してほしいという声が多い」(旧ジャニーズ担当記者)

 いずれにしても、旧ジャニタレは歓迎されていないのか……

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