準決勝に続き先発し6回を投げ8失点と苦しんだ育徳館のエース島

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 ◆九州地区高校野球福岡大会決勝 西日本短大付16―3育徳館(13日・小郡市野球場)

 準決勝で東福岡を破り初の九州大会出場を決めた育徳館は、今夏の甲子園で16強入りした西日本短大付に大差で敗れ初優勝はならなかった。エース島汰唯也(だいや・2年)は準決勝に続き2試合連続で先発。1回に先制3ランを浴びてからは4回まで追加点を許さずしのいできたが、5回に5失点を喫し6回からは右翼の守備へ。8回に再びマウンドに戻り1イニングを無安打に抑えてエースの意地を見せた。「5回は球が少し浮いてしまった。全力で投げて打たれたのは悔しい。西日本短大付の打者はスイングがすごかった」。11安打を許し8失点と甲子園出場校の実力を見せつけられた。

 創部126年目の野球部を初の九州大会へ導いたエースは「小学生のときから通じて初めての九州大会なので、めっちゃ楽しみです。テンポのいい自分らしい投球をしたい」と強豪校を相手に投げることを楽しみにしていた。