平野紫耀(C)日刊ゲンダイ

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 年末のNHK紅白歌合戦でボーイズグループの選出が話題になっている。昨年の“ジャニーズ出禁”と“K-POP頼み”からNHKがどうかじを切るのか。最近では平野紫耀らが所属のNumber_i(ナンバーアイ)の当確説が浮上しているが……。

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 Number_iは新曲の「INZM(イナズマ)」が現在再生回数4000万回超えの実力に加え、旧ジャニーズ・キンプリ時代の知名度と、非ジャニーズのクリーンさも兼ね備えた有力候補なのは確かだ。しかしながら、K-POPからはSEVENTEEN(セブンティーン)、Stray Kids(ストレイキッズ)に続くグループに、TOMORROW X TOGETHER(トゥモロー・バイ・トゥギャザー)や、今年9月に日本デビューし、日本人メンバーを含むRIIZE(ライズ)が。またK-POPオーディションから生まれた“日本版K-POP”からは昨年出場したJO1(ジェイオーワン)に加えて後輩のINI(アイエヌアイ)に期待が高まっている。

 SKY-HI(37)率いるBMSGのBE:FIRST(ビーファースト)はすでに2回出場。弟分のMAZZELも徐々に知名度を上げ、昨年出場しなかったLDHにもTHE RAMPAGE、FANTASTICSといった紅白未経験の若手が控えており、ボーイズグループは群雄割拠。ジャニーズが独占していたボーイズ枠は1年のブランクの間に勢力図が変わりつつある。芸能リポーターの川内天子氏がこう言う。

「昨年、ジャニーズ勢ゼロで低視聴率だったNHKとしては、まず視聴率で昨年を上回ることが課題。そこで“話題性”と“初出場”をキーワードに選出するのではと思います。特に配信系で人気のアーティストは必須で、ヨルシカ、Omoinotake(オモイノタケ)のほか、『Bling-Bang-Bang-Born』で子供にも人気のCreepy Nuts(クリーピーナッツ)、現役中学生のアーティストtuki.(ツキ)、菅田将暉の弟でもある、こっちのけんと、など話題性という理由がつくアーティストを揃えるという手もありうる。ボーイズグループでは、Number_iは文句ナシ当確、昨年の貢献度からK-POPグループはマストになるでしょうし、“話題性”枠が増えると旧ジャニーズにとってはますます狭き門になるでしょう」

 旧ジャニーズ(現スタートエンターテイメント)は性被害の補償も進み、みそぎは済んだという見方もある。

「昨年は生配信などでむしろ収益が上がり、紅白に出場できないことがダメージともいえませんでした。とはいえ、人気の目覚ましいSnow Manやなにわ男子にオファーがかかれば断る理由はないでしょう」(前出の川内氏)

 まさに群雄割拠のボーイズグループ。来年は一気に淘汰も進みそうだが。

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 旧ジャニーズの「テレビ復帰」が相次いでいる。●関連記事【もっと読む】残るNHKのみ…旧ジャニーズタレント起用再開はいつ? 紅白出場か否かを業界が注視…では、最後に残ったNHKがどのような判断を下すかについての分析を行っている。