日本テレビ系「金曜ロードショー」では、2022年に世界的社会現象を起こしたメガヒット作 トム・クルーズ主演の『トップガン マーヴェリック』(2022年米)を11月15日(金)よる9時〜11時34分 地上波初放送!

その前週、11月8日(金)よる9時〜11時14分に前作『トップガン』(1986年米)も放送!『トップガン マーヴェリック』のストーリーに繋がる数々のエピソードが詰まっており、2週連続でご覧いただくと『トップガン マーヴェリック』がより楽しめる!これら2つのパラマウント・ピクチャーズの作品は、パラマウント・グローバル・コンテンツ・ディストリビューションの配給。

■『トップガン』

第1作『トップガン』は38年前の1986年に公開、タイトルとなっている“トップガン”とは、アメリカ海軍の戦闘機パイロットに空中戦の技術や戦法、戦術、兵器の効果的な用法を指導するために作られた「海軍戦闘機兵器学校」の通称で、主人公ピート・“マーヴェリック”・ミッチェル(トム・クルーズ)と、相棒のニック・“グース”・ブラッドショウ(アンソニー・エドワーズ)が派遣される海軍のエリートパイロット養成所の事。

その“トップガン”を舞台に、型破りで天才肌のパイロットの主人公の挫折と、そこから這い上がり成長して行く姿と、女性教官との立場を超えたラブロマンスが、ロックのリズムに乗せてリズミカルなテンポと迫力の映像で描かれる。

興行収入は全世界で3億5千万ドルを超え、日本でも65億円を突破、その年の洋画No.1を記録した。また、ベルリンが歌う挿入歌「愛は吐息のように」はアカデミー賞の歌曲賞も受賞、ケニー・ロギンスが歌う主題歌「デンジャー・ゾーン」を含むサウンドトラックも全米1位を獲得、若者たちの間に、アメリカのパイロットが着用するフライトジャケットMA-1が大流行するなど、映画と音楽、それにファッションが相乗効果を生み社会現象を呼んだ。

本作の撮影はアメリカ海軍が全面協力し、軍事機密の塊である現役主力戦闘機のコクピットに実際にカメラを搭載して撮影するという、これまでの常識では考えられなかった撮影を実現。まるでコクピットに乗り込んだかのような臨場感を味わうことができ、本物にしか出せない迫力の映像を実現している。また、本作は単にアクションだけでなく登場人物たちの葛藤や成長、友情や恋愛など心に残る人間ドラマが繰り広げられ、特に、ライバルから信頼できる相棒へと変化していくマーヴェリックとアイスマンの関係性が丁寧に描かれている。

主演のトム・クルーズは、本作をきっかけに、同年『ハスラー2』、翌年『カクテル』『レインマン』、翌々年にはアカデミー賞の監督賞を受賞した『7月4日に生まれて』と次々とヒット作、話題作に出演!一気にスターダムを駆け上がり、ハリウッドのトップスターとなった。本作『トップガン』はトム・クルーズにとって、まさに記念碑的とも言える作品。

監督は、巨匠リドリー・スコットの弟、トニー・スコット。製作は当時『フラッシュ・ダンス』(1983年)『ビバリーヒルズ・コップ』(1984年)と立て続けに世界的なヒットを飛ばしていた稀代のヒットメーカー、ドン・シンプソンとジェリー・ブラッカイマーのコンビ。

翌週放送の『トップガン マーヴェリック』では、本作でのマーヴェリックの相棒“グース”の息子“ルースター”との葛藤が物語の重要な軸となっており、ライバルであったアイスマンも再登場。また、印象的なオープニングをはじめ本作との繋がりの深いシーンやアイテムも多数登場するため、『トップガン マーヴェリック』をより楽しむために、是非この第1作を見ておきたい。

■『トップガン マーヴェリック』

2022年洋画No.1ヒットとなった超話題作『トップガン マーヴェリック』。1986年公開の第1作『トップガン』は空前の大ヒットを記録。誰もがその続編を心待ちにしていたが、それはなかなか実現されなかった。前作を超える新作を製作するには、“究極のリアル”が必要だと考えていたトム・クルーズは、自ら米海軍と交渉、前作から35年を経て、ようやく満足できる撮影技術が揃った事で初めて新作の撮影を開始したのだった!

前作同様本物の戦闘機のコクピットにカメラを入れる事は勿論、その数6台ものIMAXクオリティカメラを搭載して撮影。コクピット内の映像をさらに進化させ、CG合成を使用せずに、リアルな戦闘シーンの迫力を余すことなく伝える事に成功した。本物の戦闘機(F/A-18)に乗り込むため、俳優陣も、5か月にも及ぶ過酷な訓練を経てようやく撮影に着手。通常の重力の7.5倍〜8倍もの強力な“Gフォース(重力加速度)”を受けながら演技する俳優たちのリアルな表情に注目。

2022年に本作が公開されると、そのリアルを極めた迫力の映像に世界中が熱狂。前作を超える全世界で15億ドルに迫る興行収入を記録。日本でも137億円を超えその年の洋画No.1ヒットとなり、再び日本中に社会現象を巻き起こした。

物語は、現役の戦闘機パイロットを退きマッハ10を目指す極超音速テスト機のテストパイロットとなっていたマーヴェリックが、教官として古巣である“トップガン”に戻ってくる所から始まる。そこでマーヴェリックを待ち受けていたのは、トップガン卒業生のエリートパイロットたち12名。その中には、30年前の訓練中の事故で亡くした相棒、ニック・“グース”・ブラッドショウの息子、ブラッドリー・“ルースター”・ブラッドショウがいた。マーヴェリックに託されたのは、実行するのが不可能と思えるほど難易度の高い、ある「極秘指令」を実現するため、彼らを育成することだった。

監督は『オブリビオン』(2013年)で、トム・クルーズと組んだジョセフ・コシンスキー。脚本は、『ユージュアル・サスペクツ』(1995年)でアカデミー賞の脚本賞を受賞し、『ミッション:インポッシブル』シリーズでもトム・クルーズと組んでいるクリストファー・マッカリーを始め、ホラー映画『リング』のアメリカ版リメイク作『ザ・リング』でブラム・ストーカー賞にノミネートされたアーレン・クルーガー、そしてエリック・ウォーレン・シンガーが共同で担当。製作には前作からのジェリー・ブラッカイマーに加えて、トム・クルーズが自ら参加。クリストファー・マッカリー、デヴィッド・エリソンらと共同で務める。

出演は、前作からトム・クルーズに加え、アイスマン役のヴァル・キルマーが続投。グースの息子ルースター役にはデイミアン・チャゼル監督の『セッション』(2014年)で主役のアンドリューを演じ高い評価を得たマイルズ・テラー。マーヴェリックのかつてのガールフレンド、ペニー・ベンジャミン役には、『ビューティフル・マインド』(2001年)でアカデミー賞助演女優賞をはじめ、数々の賞を受賞したジェニファー・コネリー。

日本語吹替はマーヴェリック役に、トム・クルーズの吹替でおなじみの森川智之、アイスマン役には東地宏樹。ルースター役に宮野真守のほか、現役トップガンのメンバーには中村悠一、内田真礼、武内駿輔、木村昴、内田雄馬、杉村憲司。ペニー役には本田貴子と、当代の日本声優界を支える人気、実力を兼ね備えた面々が集結!

■『トップガン』登場人物

●ピート・“マーヴェリック”・ミッチェル(トム・クルーズ)
声:森川智之
アメリカ海軍の大尉で、天才的でもあり、無謀ともいえる操縦テクニックを持った戦闘機のパイロット。レーダー索敵員のグースとコンビを組んでいる。父もパイロットだったが、ベトナム戦争中にF-4戦闘機で消息不明になっている。“マーヴェリック”は「はみ出し者」や「一匹狼」を意味する。

●シャーロット・“チャーリー”・ブラックウッド(ケリー・マクギリス)
声:安藤麻吹
航空物理学博士で敵機ミグの情報に詳しいため、民間人の教官としてトップガンに協力している。そのことを知らないマーヴェリックから士官クラブで口説かれる。

●トム・“アイスマン”・カザンスキー(ヴァル・キルマー)
声:東地宏樹
氷の様に沈着冷静である事から名づけられた。マーヴェリックとは対称的な性格で、ライバルともいえる存在。成績は優秀で、訓練中は常にトップを維持している。

●ニック・“グース”・ブラッドショウ(アンソニー・エドワーズ)
声:平田広明
マーヴェリックのレーダー索敵員を務める。マーヴェリックとの間には固い絆があり、陽気な性格で、相棒のマーヴェリックが、時に他の生徒との関係を悪化させる中、潤滑油のような役割を果たす。実子であるブラッドリー・ブラッドショウ(コールサイン:ルースター)が36年の時を超え『トップガン マーヴェリック』に登場する。

●マイク・“ヴァイパー”・メットカーフ(トム・スケリット)
声:小川真司/佐々木睦
トップガンの教官のトップであり、自身もトップガンで最初にトップガン・トロフィー(最も優秀な生徒に贈られる)を得た優れたパイロット。マーヴェリックの父とはかつての同僚。

●リック・“ハリウッド”・ネヴン(ウィップ・ヒューブリー)
声:坂詰貴之
トップガンで訓練を受けるパイロットの1人。レーダー索敵員のウルフマンとのコンビを組む。

●レオナルド・“ウルフマン”・ウルフ(バリー・タブ)
声:荻野晴朗
トップガンで訓練を受けるレーダー索敵員の1人。パイロットのハリウッドとコンビを組む。

●ロン・“スライダー”・カーナー(リック・ロソヴィッチ)
声:山野井仁
トップガンで訓練を受けるレーダー索敵員の1人。パイロットのアイスマンとコンビを組む。

●キャロル・ブラッドショウ(メグ・ライアン)
声:斎藤恵理
グースの妻で、夫と同じく明るく陽気な性格。マーヴェリックが自信を失い飛べなくなった際には、自分の立場や悲しみを抑え彼にもう一度飛ぶように励ます。

■『トップガン マーヴェリック』登場人物

●ピート・“マーヴェリック”・ミッチェル(トム・クルーズ)
声:森川智之
かつてのトップガン卒業生で天才的フライトテクニックを持つ伝説のパイロット。現場主義を貫き昇進を拒み続けている。型破りな飛行スタイルで知られ、軍の規則に反することも。歳を重ねても衰えない飛行テクニックは一級品。「ある極秘指令」実現のためトップガン教官を命じられる。

●ブラッドリー・“ルースター”・ブラッドショウ(マイルズ・テラー)
声:宮野真守
主人公マーヴェリックの亡き親友グースの息子。「父はあんたを信じた。だから死んだ」と父親の死の責任をマーヴェリックに求め、マーヴェリックと対立する。

●ペニー・ベンジャミン(ジェニファー・コネリー)
声:本田貴子
物語のヒロインで娘を育てるシングルマザー。マーヴェリックとは過去にも恋愛事情があったという。組織に縛られない孤高のマーヴェリックを支える大事な存在。

●ジェイク・“ハングマン”・セレシン(グレン・パウエル)
声:中村悠一
コールサインの意味は「絞首刑執行者」。海軍一のパイロットを自負し、マーヴェリックにも負けない自信家。ルースターのライバル的な存在でもあり、かつてのアイスマンを彷彿とさせるキャラ。

●ナターシャ・“フェニックス”・トレース(モニカ・バルバロ)
声:内田真礼
今回の“新世代トップガン”の中で唯一の女性パイロット。その実力は仲間たちから一目置かれている。聡明で競争心が強い。

●ロバート・“ボブ”・フロイド(ルイス・プルマン)
声:武内駿輔
フェニックスとコンビを組む、レーダーや兵装の操作を主とする兵装システム士官(WSO)。静かで控えめな性格で、一味違ったコールサインで仲間たちの間ではイジられキャラ。

●ルーベン・“ペイバック”・フィッチ(ジェイ・エリス)
声:木村昴
コールサインの由来は「友達に借りたお金を返さない」こと。

●ミッキー・“ファンボーイ”・ガルシア(ダニー・ラミレス)
声:内田雄馬
兵器システムオペレーター。コールサインのファンボーイは“オタク、マニア”を意味する。

●ジェイビー・“コヨーテ”・マチャド(グレッグ・ターザン・デイヴィス)
声:杉村憲司
シリアスな空気を明るいジョークでほぐす、チームのムードメーカー。

■作品情報

▼『トップガン』(1986米)

◆監督:トニー・スコット
◆脚本:ジム・キャッシュ、ジャック・エップス・ジュニア
◆製作:ドン・シンプソン、ジェリー・ブラッカイマー
◆製作総指揮:ビル・バダラート
◆音楽:ハロルド・フォルターメイヤー
◆出演()内は日本語吹替
ピート・“マーヴェリック”・ミッチェル 海軍大尉:トム・クルーズ(森川智之)
シャーロット・“チャーリー”・ブラックウッド:ケリー・マクギリス(安藤麻吹)
トム・“アイスマン”・カザンスキー 海軍大尉:ヴァル・キルマー(東地宏樹)
キャロル・ブラッドショウ:メグ・ライアン(斎藤恵理)
ニック・“グース”・ブラッドショウ 海軍中尉:アンソニー・エドワーズ(平田広明)
マイク・“ヴァイパー”・メットカーフ 海軍中佐:トム・スケリット(小川真司/佐々木睦)
リック・“ジェスター”・ヘザーリー 海軍少佐:マイケル・アイアンサイド(土師孝也)
ビル・“クーガー”・コーテル 海軍大尉:ジョン・ストックウェル(加瀬康之)
レオナルド・“ウルフマン”・ウルフ 海軍中尉:バリー・タブ(荻野晴朗)
ロン・“スライダー”・カーナー 海軍中尉:リック・ロソヴィッチ(山野井仁)
サム・“マーリン”・ウェルズ 海軍中尉:ティム・ロビンス(斉藤瑞樹/羽鳥佑)
リック・“ハリウッド”・ネヴン 海軍大尉 :ウィップ・ヒューブリー(坂詰貴之)

◆ストーリー
ヴァル・キルマー、ケリー・マクギリス、アンソニー・エドワーズ、メグ・ライアン、ティム・ロビンスなどの名優たちを率いて、トム・クルーズが、スピードを追い求め、自らの実力を証明して見せようと奮起する若き米海軍戦闘機パイロット、マーヴェリックを熱演する。『トップガン』は、高揚感あふれアドレナリンが沸きあがる、史上最高のアクション映画として今もなお語り継がれる!

▼『トップガン マーヴェリック』(2022米)

◆監督:ジョセフ・コシンスキー
◆脚本:アーレン・クルーガー、エリック・ウォーレン・シンガー、クリストファー・マッカリー
◆原案:ピーター・クレイグ、ジャスティン・マークス
◆製作:ジェリー・ブラッカイマー、トム・クルーズ、クリストファー・マッカリー、デヴィッド・エリソン
◆撮影:クラウディオ・ミランダ
◆音楽:ハロルド・フォルターメイヤー、レディー・ガガ、ハンス・ジマー
◆主題歌:レディー・ガガ
◆出演()内は日本語吹替
ピート・“マーヴェリック”・ミッチェル 海軍大佐:トム・クルーズ(森川智之)
ブラッドリー・“ルースター”・ブラッドショウ 海軍大尉:マイルズ・テラー(宮野真守)
ペニー・ベンジャミン:ジェニファー・コネリー(本田貴子)
ジェイク・“ハングマン”・セレシン 海軍大尉:グレン・パウエル(中村悠一)
ナターシャ・“フェニックス”・トレース 海軍大尉:モニカ・バルバロ(内田真礼)
ロバート・“ボブ”・フロイド 海軍大尉:ルイス・プルマン(武内駿輔)
ルーベン・“ペイバック”・フィッチ 海軍大尉:ジェイ・エリス(木村昴)
ミッキー・“ファンボーイ”・ガルシア 海軍大尉:ダニー・ラミレス(内田雄馬)
ジェイビー・“コヨーテ”・マチャド 海軍大尉:グレッグ・ターザン・デイヴィス(杉村憲司)
チェスター・“ハンマー”・ケイン 海軍少将:エド・ハリス(菅生隆之)
トム・“アイスマン”・カザンスキー 海軍大将:ヴァル・キルマー(東地宏樹)

◆ストーリー
ピート・“マーヴェリック”・ミッチェル(トム・クルーズ)は、トップ海軍パイロットとして30年以上のキャリアの後、現在は、命知らずのテストパイロットとして精神と肉体の限界に挑んでいたが、ある特殊な任務を遂行するエリート集団を訓練するために“トップガン”に呼び戻された。だが、そこにいたのは、かつての相棒“グース”の息子ブラッドショウ(マイルズ・テラー)。彼は、過去の亡霊に立ち向かわなくてはならなくなる。特殊な任務に備える中で訓練生たちに激しいライバル関係が勃発!そして、その任務に選ばれたパイロットたちには絶体絶命の危機が待ち受けていた!

「金曜ロードシネマクラブ」ホームページ:https://kinro.ntv.co.jp